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アリス・イン・チェインズのジェリー・カントレル ロックバンドの厳しい現実を語る「バンドは長続きするようにできていない」

2025/02/08 21:36掲載(Last Update:2025/02/08 21:38)
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Jerry Cantrell (Image credit: Martin Philbey/Redferns)
Jerry Cantrell (Image credit: Martin Philbey/Redferns)
アリス・イン・チェインズ(Alice In Chains)ジェリー・カントレル(Jerry Cantrell)はロック・バンドの厳しい現実を語る。「バンドは長続きするようにできていない」と、ポッドキャスト「The Adamantium Podcast」の新しいインタビューの中で語っています。

「バンドは長続きするようにできていない。変化や困難を乗り越えて生き残れるバンドは、本当に称賛に値する。大変な努力を要するからね。それに、人は変わる。成長するし、興味の対象も変わる。家族ができたり、人生の関心事があったり、他のことをやりたくなる。バンドは長続きするようにできていないんだ。

何十年も何十年も、本当に時を超えて生き残っているバンドは数えるほどしかない。バンドのキャリアのピークを見てみると、インパクトを与えるのはせいぜい3枚くらいのアルバムだ。幸運にもそれを手に入れられ、維持できるとしたら、インパクトのある仕事をやれるのは、3~5枚のアルバムの間にやれるかどうか、というところだ。

一般的に言って、長続きするようにできていないんだよ。だから、何十年も活動を続け、なおかつクリエイティブであり続け、さまざまなことを乗り越えていけるバンドがあるとしたら、それは本当に賞賛に値する。本当にそうだ。多くの努力と多くの作業を必要だし、それをサポートし、愛し、演奏を聴きにやって来てくれる多くの人々とのつながりも必要だからね。それは自分だけでなく、彼らのアイデンティティの一部ともなるんだ。

それが子供の頃から音楽をやりたいと思っていた理由だし、魔法のようなものだと思っているし、今でもそう思っている。何かを作り上げて、仲間と楽しい時間を過ごし、自分が好きなものを作って、それを世に送り出し、それが実際に人々とつながり、彼らにとっても自分と同じくらい大切なものになる。おそらく同じではないだろうが、おそらく重なり合う部分があり、似たものを共有している。それが音楽の素晴らしいところだ。音楽が語りかけるものは、とても個人的なものだ。それに人々の好みも変わっていく。最初はパンクが好きだったのが、次にジャズとかロックとかにハマるかもしれない。ブルースやソウル、R&Bが好きな時期を経験するかもしれない。俺がそうだった。そんな経験をすべてした。今も進化し続けているんだ」

The Adamantium Podcast · E223 Jerry Cantrell & Greg Puciato