
『Strum』(Image credit: Arcana Instruments)
誰もが簡単に演奏できるギターを目指して、既存のギターを解体し、新たに構築し直したという、新しい電子楽器『Strum』が話題に。
Arcana Instrument社から販売されている『Strum』は、あらゆるサウンドを奏でることができる新しい電子楽器で、あらゆる音楽制作者が簡単に使えるように設計されています。
『Strum』は、ラップ・スティール・ギターのように座った状態で膝の上に載せて演奏するように設計されています。一方の端には、単音や和音を奏でるための円形にデザインされたボタンが搭載されており、もう一方の端には、前後に動かすだけでギターのストロークやピッキングを再現できる独創的なジョイスティックが搭載されています。もちろん、本体を裏返して「左利き用」としても演奏できます。
英国の音楽と楽器のサイトMusicRadarは、『Strum』は「脱構築(デコンストラクション)されたギター」と紹介しています。脱構築(デコンストラクション)は既存の枠組みや体系を解体し、新たに構築し直すことを意味します。
MusicRadarは「実際の弦のあるギターの物理的な負担、ピッキングやストロークの器用さ、操作するための長いフレットボードを取り除き、同じサウンドセットと感触を、はるかに扱いやすいパッケージに置き換えている」と紹介しています。
『Strum』はさまざまな方法で演奏することができ、プレイヤーの能力と要件に合わせて簡単にカスタマイズできます。この楽器には、さまざまな追加アクセサリーを追加することができます。その中には、物理的なコントロールをまったく必要とせず、プレイヤーが手、足、頭、または体のあらゆる部分を動かして『Strum』を演奏できるようにする『Air Strum』などもあります。
Arcana Instrumentsは『Strum』の開発について、こう説明しています。
「開発にあたり、私たちはユーザーのニーズを慎重に調査し、検討を重ね、最高の演奏体験を実現できるよう努めました。例えば、電動車椅子の操作方法を観察することでいくつかのアイデアが生まれ、それらのアイデアの一部を開発したアクセサリーに取り入れました。このようにして、身体的および認知的の両面において、幅広いニーズと能力に対応するソリューションを提供しています」
『Strum』の価格は1,450ドル(約22万円)。
以下は演奏映像

■Arcana Instruments『Strum』公式ページ
https://arcanainstruments.com/product/arcana-instrument/