
Steve Lukather and Eddie Van Halen (Image credit: Robert Knight Archive/Redferns)
TOTOの
スティーヴ・ルカサー(Steve Lukather)はかつて、
エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)、
スティーヴ・モーズ(Steve Morse)、
アルバート・リー(Albert Lee)と共に変名のオールスター・ジャムバンドを組んでシークレット・ライヴを行い、観客を驚かせたことを振り返っています。
リック・ビーアトの最近のインタビューの中で、このオールスター・ジャム・バンド、Biff Baby's All Starsの話を語っています。
「アーニー・ボールの息子であるスターリング・ボールと、ちょっとした楽しいツアーをよくやっていたんだ。
俺らはBiff Baby's All Starsというグループを結成していた。俺たちギタリストが(演奏を楽しむことだけを目的に)その場所に現れて演奏していた。俺、スティーヴ・モーズ、アルバート・リー、エディ・ヴァン・ヘイレン。時々、他の誰かが飛び入りで参加することもあったよ」
このグループは当初、メンバー全員がアーニーボール・ミュージックマンと関わりがあったことから結成されたという。ベースはスターリング・ボール、ヴォーカルはシャーウッド・ボール、キーボードはジム・コックス、ドラムはジョン・フェラーロが担当しています。
「俺らは(ロサンゼルスのノース ハリウッドにあったクラブ)パロミノで変名で演奏していた。(一切の予告もなく)ただ現れるだけだったので、(最初の方は)誰も気づかなかったよ。ライヴの半分が過ぎた頃には、店は超満員になっていた。俺たちはただふざけて、中学生の頃のように愉快に曲を演奏したんだ」
ただ楽しむためのライヴだったとはいえ、ルカサーは、時には張り詰めることもあったと語っています。 とりわけ、アルバート・リーの代表曲「Country Boy」に関してはそうでした。
「時々、アルバートとスティーヴのせいで“Country Boy”で終わることもあった。あれはメジャー・コードばかりだから、それに合わせるために少し練習したよ。ブルースを弾くだけじゃダメなんだ! でも、ああいう(チキンピッキング奏法)は大物たちに任せた。当時はプレッシャーもあって、ビールを2、3杯飲んだ後、思い切ってやってみたんだ。そして、うまくいったんだよ!」
■Biff Baby's All Starsの音源・映像
ALBERT LEE & STEVE MORSE ~ COUNTRY BOY"
Eddie Van Halen,Steve Morse & Albert Lee - Fire ( Jimi Hendrix Cover) 1991
■インタビュー