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サトリアーニ×ヴァイの新バンドに参加するピート・ソーン、ヴァイがギターヒーロー以上の存在になった瞬間を回想

2025/01/30 18:38掲載
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Steve Vai and Pete Thorn (Image credit: Stephen J. Cohen/Getty Images, Will Ireland/Future)
Steve Vai and Pete Thorn (Image credit: Stephen J. Cohen/Getty Images, Will Ireland/Future)
ジョー・サトリアーニ(Joe Satriani)スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)が結成した新バンド、SATCHVAI BANDにリズムギターで参加するギタリストのピート・ソーン(Pete Thorn)。彼は、親しい友人でコラボレーターであったクリス・コーネル(Chris Cornell)が亡くなった時、大きなショックを受けました。その時、自分を慰めるために時間を割いてくれたのがヴァイだったという。米Guitar Worldの新しいインタビューの中で、ヴァイがギターヒーロー以上の存在になった瞬間を振り返っています。

ソーンは若い頃から、ギタリストとしてヴァイとサトリアーニを崇拝しており、ドン・ヘンリー、メリッサ・エスリッジ、クリス・コーネルなど、さまざまなアーティストのサイドマンとして活動する中で、彼らと知り合いました。

2017年のコーネルの悲劇的な死はソーンに大きな衝撃を与えました。ソーンは少しでも気を紛らわそうと、友人の死からわずか2日後にヴァイのライヴに参加しました。

「クリス・コーネルが亡くなった2日後だった。スティーヴのために仕事をしたことがある友人が、僕を家から連れ出すために誘ってくれた。もちろん、僕は本当に落ち込んでいて、ものすごく悲しかったけれど、行くべきだと思った。

スティーヴが演奏した後、僕は小さな楽屋に来るように呼ばれた。スティーヴが手招きして、僕が隣に座ると、少し言い方を変えるけど、彼はこう言ったんだ。

“君が友人を亡くしたのは知っているよ。でもね、君がまだ彼との関係を持ち続けられるということを知っておいてほしいんだ。今はまだ早すぎるけれど、いつか彼のことを考える時が来るだろう。その時は、幸せな、良い思い出として彼を思うだろう”。

僕はこれを決して忘れない。僕は、親しい友人でコラボレーターを亡くしたけど、11歳くらいの頃からの僕のヒーローが、僕を慰めるために時間を割いてくれたんだ。

それがスティーヴなんだよ。見守ってくれている。彼は、他の人の行動や近況を本当に気にかけている。いつも僕のことや近況を尋ねてくれるんだ」