英バーミンガム市が
ブラック・サバス(Black Sabbath)に名誉市民の称号を贈ることが正式決定。市議会は1月28日、創設メンバー4人に名誉市民の称号「シティ・フリーマン(City Freeman)」を授与する提案を承認しました。
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)の妻シャロン・オズボーンは夫がこの名誉を受けることを、BBC Radio West Midlandsでこう語っています。
「オジーはとても誇りに思っている。故郷から認められることは、夫にとってとても意味のあることです。本当にそう。彼はとても興奮しています。信じられなかったようで、私がからかっていると思ったようです。彼は“本当に俺が?俺は刑務所にいたのに!”と言っていました」
オジーは声明で、この名誉を受けることについて、こう述べています。
「光栄であり、驚いている。俺は生粋で誇り高きバーミンガムっ子だ。バーミンガム以外の人が俺が話す言葉を理解してくれないことに今でも驚いているが、いつも笑わせてもらっている。俺の母と父に、俺が何になったかを見てもらえないことが唯一残念だ。バーミンガム万歳!」
トニー・アイオミ(Tony Iommi)は、こう述べています。
「ブラック・サバスの創設メンバー4人全員が今年、バーミンガム市の名誉市民賞を受賞することになりました。この賞は非常に限られた人にしか授与されないことを知っているので、この名誉ある賞を受賞できることは大変な名誉です。この賞は、俺たちの故郷であるバーミンガムの豊かな歴史と俺たちを結びつけるものであり、素晴らしいことです。この評価に深く感謝しています」
シャロンは、オジーはアメリカから戻ってバーミンガムで過ごすことを切望しているものの、健康上の問題により、その計画が実現していないことを付け加えています。
「彼は本当に、本当に帰国したがっている。それが少し難しいのは、彼が帰国の準備をするたびに何かが起こるから。
ここは私たちの故郷ではありません。私たちの出身地でもなければ、私たちの居場所でもありません。ここにいる人々はオジーにとても素晴らしく接してくれましたが、ここは彼の故郷ではないのです」
シャロンは、オジーの受賞トロフィーとプラチナディスクをバーミンガムの博物館に寄贈するつもりだとも語っています。
「バーミンガムにふさわしいものだし、バーミンガムに置いておくべきものです。彼はバーミンガムに多くの恩義を感じています。バーミンガムは彼の血であり、彼が何者であるかなのです。もし彼が他の場所で生まれていたら、今日のような物語にはなっていなかったでしょう。ですから、彼は自分の歴史とバーミンガムが自分にとって何を意味するのかを完全に受け入れています」
英ガーディアン紙によると、ブラック・サバスが最初のライヴを行ったパブ「ザ・クラウン」は近年荒廃していましたが、2024年に指定建造物に指定されました。この地域のヘヴィメタル・ミュージックを記念する常設のミュージアムを求める声も上がっているという。