キング・クリムゾン(King Crimson)は1990年代の「ダブルトリオ期」の未発表リハーサル・セッション音源「Go TLev」をリリース。約6分のフル・ヴァージョンはクリムゾンの公式サイトDGM Liveで有料ダウンロード可能で、またDGM LiveのYouTubeチャンネルにて約5分のエディット・ヴァージョンが公開されています。
■「Go TLev」
Robert Fripp - Guitar
Bill Bruford - Acoustic Drums And Percussion
Tony Levin - Stick
Pat Mastelotto - Acoustic Drums And Percussion
Trey Gunn - Stick
以下、この音源の説明より
「1994年2月に録音されたこの音源は、90年代のキング・クリムゾンの初期を記録したDATテープから初めて公開される、これまで未発表だった抜粋です。エイドリアン・ブリューがまだ参加できない中、ダブル・トリオの5人のメンバーが英国に集まり、ビル・ブルーフォードの家の音楽室に詰めかけて仕事を始めました。
このセッションは、ビルとパット(マステロット)が一緒に演奏した初めての機会であり、パットはビルが隣人のケニー・ジョーンズ(ザ・フー他)から借りたドラムセットを使用しました。長い練習から抜粋されたこの音源では、ロバートが“Go TLev”と言ったのに続いて、(トニー)レヴィンの蛇行しながらもミニマリスト的なグルーヴの中をクインテットが慎重に進んでいくのが聴こえます。まだやや試行錯誤の段階で、完全に形作られているわけではありませんが、このキング・クリムゾンの新しいヴァージョンが、まるでサナギから蝶へと徐々に羽化していく様子を聴けるのは興味深いものです」
●DGM Live内 フル音源
https://www.dgmlive.com/tour-dates/2741