リドリー・スコット(Ridley Scott)が監督する
ビージーズ(Bee Gees)の伝記映画。スコットがGQ誌の最新インタビューで明かしたところによると、現在は契約上の問題のために棚上げされているという。
GQ誌によると、パラマウント・ピクチャーズで計画しているこの映画は当初、2025年初頭に撮影開始予定でしたが、現在は暗礁に乗り上げているという。
スコットは同誌に「スタジオが契約を変えたんだ。私は“そんなことはできない”と言った。彼らは主張したので、私は“警告しておくが、私は降りるよ。次の映画に行く”と言った。彼らは私のことを信じなかったが、私はそうしたんだ」
「無理難題を要求されたんだよ。私は“ノー。次に行く!”と言った。彼らは私の契約を気に入らなかった。だから、私は“次に作品へ行くよ。私は高いけれど、最高に良いんだ”と言ったんだ」
スコットは、パラマウントとの契約で合意点を見つけ、9月頃にプロジェクトが進むことを期待していると付け加えています。その間、監督は4月よりスリラー映画『The Dog Stars』の撮影を開始します。
Varietyによると、スコットの制作会社スコット・フリーは、監督が今後の2つのプロジェクトの順序を入れ替え、秋にビージーズの伝記映画を監督する計画だと認めています。パラマウントの関係者も、映画が秋に撮影される予定だと話しているとのこと。
スコットはインタビューで、ビージーズの伝記映画に惹かれた理由について、こう話しています。
「私はビージーズの労働者階級的な側面が好きだった。兄弟間の競争についても。そして、彼らはアンディを失った。アンディは30歳で薬物の過剰摂取で亡くなった。運よりも才能がものを言う話だ。素晴らしいストーリーだよ」
スコットはキャリアの初期にビージーズ映画の監督を務めることを検討していたという。スコットによると、ビージーズの兄弟たちは当時「(兄弟で)一緒に仕事をすることを拒否していた」ため、グループのマネージャーであるロバート・スティグウッドがビージーズを救うために映画制作を提案し、スコットを招いたという。スコットは「中世を題材にした作品」を提案し、兄弟にも実際に会ったという。残念ながら、映画制作に必要な資金調達は実現しませんでした。