24 Hours of "Eno" Livestream January 24
ブライアン・イーノ(Brian Eno) のオフィシャル・ドキュメンタリー映画『Eno』の24時間ライヴ・ストリーミング・イベント『24 Hours of "Eno"』が開催決定。日本からも視聴可能のようです。
映画『Eno』は、監督のゲイリー・ハスウィットが生成技術を使って制作したもので、上映のたびに異なるカットが楽しめる“生成ドキュメンタリー”と称されたユニークな作品です。
今回のライヴ・ストリーミング・イベントでは、24時間体制で複数の異なるヴァージョンのドキュメンタリーが生成され、それを視聴できるほか、ブレンダン・ドーズとゲイリー・ハスウィットによるヴェネチア・ビエンナーレ『Eno』の前日譚となるインスタレーション『Nothing Can Ever Be the Same』も視聴することができます。さらに、映画の制作チームとの会話、イーノ音楽のDJセット、特別なサプライズゲスト、そしてこの24時間ライヴストリーミングでしか見られないその他の素材もあります。
配信は1月24日で、詳細のスケジュールは今後発表されます。配信は有料で、チケットの価格は24ドル(約3,800円)。
トレーラー映像あり
VIDEO
■24時間ライヴ・ストリーミング配信イベント『24 Hours of "Eno"』
https://www.ohyouprettythings.com/new-products/eno24 以下、ドキュメンタリー映画『Eno』の説明より
「何百時間もの未公開映像や未発表の音楽をふんだんに使ったゲイリー・ハストウィットのドキュメンタリー映画『Eno』は、画期的なテクノロジーを駆使して、これまでにない“同じものが2度とない長編映画”を完成させた。
ハストウィットとクリエイティブ・テクノロジストのブレンダン・ドーズは、ハストウィットによるイーノへのオリジナル・インタビューと、イーノが所有する数百時間に及ぶ未公開映像や未発表音楽の豊富なアーカイブから、シーンをシークエンスし、トランジションを生み出す特注のジェネレイティブ・ソフトウェアを開発しました。『Eno』の上映は毎回独特で、異なるシーン、順序、音楽を提示し、ライヴで体験することを意図しています。『Eno』が持つ生成的で無限に反復する質は、彼自身の創造的実践、テクノロジーを使って作曲する手法、そして創造性の気まぐれな本質への果てしない深みと詩的に共鳴しています。
ハストウィットとイーノとのコラボレーションは2017年に始まり、イーノはドイツのデザイナー、ディーター・ラムスを描いたハストウィットの映画『Rams』のためにオリジナル・スコアを制作しました。
ハストウィットは“ブライアンのキャリアの多くは、プロデューサーとしての役割だけでなく、Oblique Strategiesカードや音楽アプリBloomなどのプロジェクトでのコラボレーションを通して、彼自身や他の人々の創造性を高めることにあります。僕は『Eno』を、ブライアンの50年にわたるキャリアのアウトプットを素材とした、創造性に関するアート映画だと考えています。僕がやろうとしているのは、ブライアンの音楽とアートへのアプローチと同じくらい革新的な映画体験を創り出すことです”と話しています」