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ソングライター・オブ・ザ・イヤーにノミネートされたソングライターたちがSpotifyのグラミー賞パーティーをボイコット ロイヤリティモデルを理由に挙げる

2025/01/11 21:09掲載
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米ビルボード誌によると、2025年のグラミー賞でソングライター・オブ・ザ・イヤーにノミネートされたソングライターたちは、授賞式に先立ち行われるSpotify主催のグラミー賞パーティーをボイコットする考えを明かしています。欠席の理由として、物議を醸しているSpotifyのロイヤリティモデルを挙げています。

ソングライター・オブ・ザ・イヤーにノミネートされた5人のうち、ジェシー・アレキサンダー、エイミー・アレン、ジェシー・ジョー・ディロン、RAYEの4人は、Spotifyのイベントに出席しない予定。

ディロンとアレンは、2024年にSpotifyのサブスクリプション・プランが変更され、オーディオブックがプレミアム・プランにバンドルされたことで、それ以降の12ヶ月間でソングライターへの支払いが1億5000万ドル減少することが予想されるため、欠席すすることにしたと米ビルボード誌に語っています。Spotifyは、オーディオブックをプレミアム会員向けサービスに追加し、複数のサービスを1つの価格で提供する「バンドル」として再分類しました。

ポスト・マローン、モーガン・ウォーレンなどとの共作により、2年連続でソングライター・オブ・ザ・イヤーにノミネートされているディロンは、に次のように語っています。

「よく考えた結果、ロイヤリティをバンドルするという彼らのアプローチを考えると、この取り組みを良心的に支持することはできないと判断しました。個人的に称賛されるのはとても嬉しいことですが、私やソングライターのコミュニティ全体にとっては、私たちの芸術に対して公正な報酬が支払われることの方がより重要です。ソングライターがいなければ曲は存在しません」

同様に、アレンの代理人は、ロイヤリティのカットを理由に彼女は欠席すると述べています。最優秀新人賞にもノミネートされたRAYEの代理人は、そもそもパーティーに出席するつもりはなかったとしながらも、彼女を「業界全体での対話」を求める「率直な支持者」と表現しています。