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50〜60年代にヒット曲を量産した職業作曲家の物語 萩原健太著書『グレイト・ソングライター・ファイル 職業作曲家の黄金時代』発売

2025/01/10 22:02掲載
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萩原健太 / グレイト・ソングライター・ファイル 職業作曲家の黄金時代
萩原健太 / グレイト・ソングライター・ファイル 職業作曲家の黄金時代
主に50〜60年代にヒット曲を量産した職業作曲家の物語。萩原健太が電子雑誌『ERIS』に連載する「ソングライター・ファイル」を書籍化した『グレイト・ソングライター・ファイル 職業作曲家の黄金時代』がリットーミュージックから2月21日発売。
■『グレイト・ソングライター・ファイル 職業作曲家の黄金時代』
萩原 健太(著)

定価 2,750円 (本体2,500円+税10%)
発売日 2025.02.21

<内容>
主に50〜60年代にヒット曲を量産した職業作曲家の物語
キャロル・キング&ジェリー・ゴフィン、ジェリー・リーバー&マイク・ストーラー、バート・バカラック&ハル・デヴィッド、バリー・マン&シンシア・ワイル......。オールディーズのポップス好きはもちろんのこと、洋楽を愛好する人ならば一度は聞いたことのある名前だろう。いずれも職業作曲家と呼ばれる人たちである。ビートルズの登場によって自作自演が当たり前になるまで、ポップスの世界ではこうした職業作曲家が書き、シンガーが歌うのが当たり前だった。つまり分業制だったのである。50年代後半から60年代前半は職業作曲家が大いに活躍した時代だった。多くのプロのソングライターがヒット曲を量産していたのだ。自作自演系のアーティストが赤裸々に私小説的な心情を吐露するパーソナルな表現とは一味違い、歌詞とメロディだけを聞いて、いい曲だとしみじみ思える感触。作詞作曲のプロフェッショナルが普遍的なテーマのもと、職人技を駆使して紡ぎ上げた豊潤で味わい深い表現。近頃ではあまり出会えなくなってしまったこの種の妙味がこの時代の歌にはあった。そんな歌を書いたソングライターたちのプロフィールや作曲技巧について綴ったのが本書である。今改めてソングライターという存在に注目してみるのも悪くないだろう。職業作曲家に関するまとまった文献はほとんど存在せず、サブスクで簡単に音源が聴けるようになった今だからこそ、参考文献として望まれる一冊。萩原健太が電子雑誌『ERIS』に連載する「ソングライター・ファイル」を書籍化。

◎Contents
イントロダクション
ジェリー・リーバー&マイク・ストーラー
シド・テッパー&ロイ・C・ベネット
ドク・ポウマス&モート・シューマン
キャロル・キング&ジェリー・ゴフィン
バリー・マン&シンシア・ワイル
ニール・セダカ
エリー・グリニッジ&ジェフ・バリー
バート・バカラック&ハル・デヴィッド
バート・バーンズ
ジミー・ウェッブ
ローラ・ニーロ
ポール・ウィリアムス
リチャード・カーペンター
ベニー・アンダーソン
デズモンド・チャイルド
村井邦彦
筒美京平

<著者プロフィール>
萩原 健太(はぎわら けんた)
1956年生まれ。早稲田大学法学部卒。早川書房に入社後、フリーに。TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』('89~'90年)の審査員として出演。テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」('93年~)審査員も担当。また、音楽評論の傍ら、音楽プロデュース、 コンサート演出、作曲等も手がける。主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、山崎まさよし『HOME』、憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。また、自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。