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元スキッド・ロウのセバスチャン・バック 「ライヴではアルバムと同じように歌えていない」に反論 「ロックコンサートは戦場に行くようなものだ」

2025/01/06 20:02掲載
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Sebastian Bach
Sebastian Bach
スキッド・ロウ(Skid Row)のヴォーカリスト、セバスチャン・バック(Sebastian Bach)は、インターネット上で「ライヴではアルバムと同じように歌えていない」との批判を受けることもあるそうですが、それについてポッドキャスト『The Jasta Show』の最近のエピソードの中で語っています。

「毎晩のようにライヴを続けていると、良い夜もあれば悪い夜もある。それが現実だ。テープを使えば別だろうけど。すべてを完璧にするにはそれしか選択肢がない。俺らは人間だ。アルバムと同じように歌えなければ“アルバムと違う”というコメントが出るかもしれない。俺は思うんだが、アルバムと同じように歌えないことと、(歌えないことを)気にしないことは違うんだよ。言いにくいことだけど、何もない田舎の火曜の夜に薄汚いクラブにいて、気分が乗らなければ、その夜に人生の最高のパフォーマンスをすることはないかもしれない。もしかしたら、するかもしれないが、しないかもしれない。だって、インスピレーションが湧かないからね。人間は感情的な生き物だ。時には自分がクレイジーように感じることがあるし、そうでないこともある」

「アルバムを作っているときは、観客のために演奏しているようなものだけど、ライヴをしているときは、観客が俺を演奏させている。これは最も的を射た表現だと思うよ」

「俺の仕事は、できる限り興奮しながら、同時にできる限り冷静でいること。 一体どうやったらそんなことが可能なんだ?興奮し過ぎると、最悪なことになるからね。自分が何をしているのかを忘れてはいけない」

「アルバムを作っているときは、エアコンの効いた部屋にいて、気が済むまで何度でも試すことができて、完璧に仕上げることができる。ロックコンサートはそういうものではない。ロックコンサートは戦場に行くようなものだ。なぜそうなのかはわからないが、俺には戦いのように感じられる。まるでボクシングの試合のようだよ」