ザ・キュアー(The Cure)は2024年に16年ぶりのアルバム『Songs of a Lost World』をリリースしましたが、同作の発売前から
ロバート・スミス(Robert Smith)は次回作と次々回作にも取り組んでいることを話していました。スミスは英Radio Xの新しいインタビューの中で、次のアルバムは「うまくいけば夏までにはリリースされるだろう」と発言しています。
スミスは「このアルバム(『Songs of a Lost World』)を完成させたので、2枚目もほぼ完成している。3枚目は、もう少し難しい」と述べ、現在は新しいアルバムの仕上げに取り組んでいると語っています。また、この新作に収録される予定の楽曲についても話しています。
「2019年に2枚組アルバムにするつもりで24曲を録音したんだ。そのうちの8曲が(『Songs of a Lost World』で)リリースされた。(新アルバムは)おそらく10曲になるだろうね。
『Songs Of A Lost World』の姉妹作となる新しいアルバムは、うまくいけば夏までにはリリースされるだろう。現在仕上げの作業を行っているところだよ。あとはミックスするだけ。それほど暗い曲はないけど、おそらく最も悲しい曲が収録されるだろう。
ライヴで演奏していたが、『Songs Of A Lost World』には収録されなかった曲がいくつかある。誰も聴いたことのない全く新しい曲もいくつかあるよ。よりバラエティに富んだものになると思う」
新作に収録される楽曲について、スミスは「It Can Never Be the Same」という2016年に初めて披露された楽曲をほのめかしています。
「悲しみの曲だ。とてもとても古い曲で、長い間ずっと演奏してきた。次のアルバムにはその曲を入れることになると思う。そろそろその時期が来たと思うからね」
また、ザ・キュアーの2004年アルバム『The Cure』のために書かれた「A Boy I Never Knew」についても言及しました。
「おそらく(新しいアルバムに)収録されるだろう。悲しい曲、まったく異なる意味でね。100万年前に死んだ少年について歌っているんだ。人類が誕生する前の死について、だと思うけど...」