United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland: UK
英国レコード産業協会 (BPI)によると、2024年、英国のフィジカル・フォーマット(CD、アナログレコード、カセットテープ他)の売上は前年比140万枚増の1,740万枚で、20年ぶりに増加に転じました。
特に好調なのはアナログレコードで、売上は17年連続で増加し、9%増の670万枚でした。CDの売上は減少が鈍化する兆しを見せ、2.9%減(30万枚減)の1,050万枚でした。カセットテープなどその他のフォーマットの18万2,000枚(本)の売り上げを加味すると、フィジカル・フォーマットの売上は140万枚増の1,740万枚でした。
ストリーミング配信は引き続き主流であり、ストリーミングは過去最高を記録し、1年間に1996億曲が再生されました。これは、Spotify、Apple Music、Amazon Musicなどのサービスで、英国の国民全員が2920曲、つまり6日間連続で音楽を聴くのに相当します。
BPIは1,000回のストリーミング(1ユニット)を1枚のアルバムの売上と同等とみなしており、「アルバム相当の売上」は1100万増の1億7800万ユニットでした。
英国全体では9.7%増の2億5050万枚のアルバムを購入またはストリーミングされています。
英ガーディアン紙や英BBCなどは、テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンター、チャーリー・XCX、ビリー・アイリッシュなどの女性アーティストのアルバムが成長の原動力となったと伝えています。