ヴィンス・ニール(Vince Neil)が解雇された後、
モトリー・クルー(Mötley Crüe)でヴォーカリストを務めた
ジョン・コラビ(John Corabi)。しかし、バンドは最終的にニールを復帰させ、コラビは解雇されました。コラビは『Rock Daydream Nation』の新しいインタビューの中で、モトリー・クルーから解雇されたことはがっかりだったが、同時にホッとしたと語っています。
「あのバンドには本当にたくさんのドラマがあり、混乱もあった。だから、彼らがヴィンスを復帰させると言ったとき、俺はがっかりして動揺した部分もあったが、一方で、俺はずっと300ポンドの男が自分の肩の上に乗っているような気分だったので、同時にホッとしたんだ。
後になって知ったんだけど、彼らはひそかにヴィンスと会っていたんだ。なんとなくそんな気がしていたんだけど…。
レコード会社が彼らに言ったんだよ。ダグ・モリスという男が“ヴィンスを呼び戻せ。あの男をクビにしろ”とね。彼は俺の名前すら知らなかった。彼は“新しい奴をクビにして、ヴィンスを戻せ”と言っていた。彼らはそのことを最後の最後まで俺に言わなかった。でも、俺たちがみんなでニューヨークに飛んだ時点から俺は知っていた。アルバム『Generation Swine』(1997年/ヴィンス・ニール復帰作)の制作を始める前だった。 1年半前、いや1年前だったかもしれない。
俺はこう言われていた。“ありえないよ、コラビ。あいつを戻すなんてことは絶対にない。ありえない。絶対無理だ”とね。でもその間、彼らは彼と会ってミーティングを重ね、何とかうまくやろうとしていた。ヴィンスとのことがうまくいかなかった時のために、僕をバックポケットに置いておいたんだと思う。分かるよ。賢いやり方だ。
あいつらとは本当にたくさんのドラマがあった。
朝、ニッキーと一緒にトレーニングをしていると、トミーとミックの話をされる。午後はトミーと一緒に曲作りをしていると、トミーはニッキーとミックの話をした。俺はミックのゲストハウスに住んでいたから、夜に帰宅するとミックと一緒に飲みながら、彼はトミーやニッキーのことを話していた。
俺は“あ~、参ったな。こんなクソみたいなことについていくのは無理だ”と思っていた。言いたいことは分かるよね? だから彼らが“ヴィンスが戻ってくる”と言ったとき、俺はがっかりしたけど、さっきも言ったように、まるで誰かが俺の肩から300ポンドの男を下ろしてくれたような気分だったんだ」