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12月31日は「西田敏行×小澤征爾」編、30日は「フジコ・ヘミング×星野富弘」編、29日は「桂由美×赤松良子」編 NHK『耳をすませば』放送

2024/12/24 21:13掲載
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小澤征爾
小澤征爾
12月31日は「西田敏行×小澤征爾」編、30日は「フジコ・ヘミング×星野富弘」編、29日は「桂由美×赤松良子」編。

NHKが保存している膨大な映像資料の中から、その年に亡くなった6人のものをピックアップし、それぞれの生き方や次代に向けたメッセージに耳を傾ける年末恒例の番組『耳をすませば』。2024年の放送内容が発表されています。この『耳をすませば』は『NHK映像ファイル あの人に会いたい』の特集版でもあります。

■『耳をすませば』

●「女性の幸せづくりに情熱を燃やして〜桂由美×赤松良子〜」
NHK総合 2024年12月29日(日) 午前6:10〜午前6:40

今年4月に亡くなったファッションデザイナーの桂由美さんと2月に亡くなった“均等法の母”赤松良子さん。女性の幸せづくりに情熱を燃やした二人の言葉に耳を傾ける。

桂さんはパリ留学の後、海外の結婚式を見て回り、日本初のブライダル専門店を開く。女性を美しく見せるウエディングドレスを徐々に浸透。和洋融合のデザインで世界でも活躍し、ブライダル文化を発展させた。赤松さんは旧労働省に入り、高度経済成長とともに女性の職場進出が進む中での企業の男女差別と闘っていく。男女雇用機会均等法の法案作りに取り組み、企業側の抵抗に遭いながら昭和60年の均等法成立にこぎつけた。

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●「逆境に負けず独自の表現を求めて〜フジコ・ヘミング×星野富弘〜」
NHK総合 2024年12月30日(月) 午前6:10〜午前6:40

今年4月に亡くなったピアニストのフジコ・ヘミングさんと詩画作家の星野富弘さん。逆境に負けず、独自の表現を追求して多くの人の心を揺さぶった二人の言葉に耳を傾ける。

フジコさんは戦後の混乱で一時国籍を失い、風邪で高熱を出して聴力を失ってしまう。その後、左耳の聴力が一部回復したものの苦しい生活が続いたが、60代で放送されたドキュメンタリー番組が反響を呼び、国内外で活躍した。星野さんは不慮の事故で手足の自由を失い絶望したが、やがて口に筆をくわえて描き始め、絵に詩を添えた「詩画」という独自のスタイルを確立。詩画集や作品展が評判を呼び、富弘美術館に多くの人々が訪れた。

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●「故郷や次世代へ 思いを伝え続けて〜西田敏行×小澤征爾〜」
NHK総合 2024年12月31日(火) 午前6:10〜午前6:40

今年10月に亡くなった俳優の西田敏行さんと2月に亡くなった指揮者の小澤征爾さん。それぞれの世界で活躍しつつ故郷や次世代へ思いを伝え続けた二人の言葉に耳を傾ける。

福島県郡山市出身の西田さんは、多くの大河ドラマや「釣りバカ日誌」などの映画で活躍しながらも、度々福島に足を運ぶ。東日本大震災後には積極的に復興支援に取り組み、若い世代も励ました。小澤さんは「東洋人に西洋音楽はわからない」という偏見と闘い、ボストン交響楽団で音楽監督を務めるなど国際的に活躍。サイトウ・キネン・オーケストラを結成し、長野県松本市で音楽祭を開催。小澤征爾音楽塾で、若手の育成にも尽力した。

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番組ページ
https://www.nhk.jp/p/mimisuma/ts/LX5XQ8M1M6/