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バイオハザードのビリー、ラーズ・ウルリッヒに冷たい態度を取られた際、立ち向かったことで最終的にメタリカのツアーに同行することになったと語る

2024/12/24 16:40掲載
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Billy Graziadei (Image credit: Scott Dudelson/Getty Images)
Billy Graziadei (Image credit: Scott Dudelson/Getty Images)
バイオハザード(Biohazard)ビリー・グラツィアデイ(Billy Graziadei)は、メタリカ(Metallica)ラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich)に冷たい態度を取られた際、ラーズに敬意を持ちつつ、彼に注意したという。立ち向かったことで、最終的にメタリカのツアーでサポート・アクトを務めることになったと、ラジオ番組『Wired In The Empire』の中で振り返っています。

「もしバンドのメンバーと出会って、それが一緒にツアーをしたい理想のバンドだったら、挨拶しに行ったり、クールで親切に振る舞ったり、相手のビール代を払うとか、何でもするだろうね。相手に媚びろと言ってるわけじゃないけど、正しい対処法と間違った対処法があるんだ。

俺の友達がマンハッタンに店を持っていて、かなり盛り上がっている店だった。俺は外でセキュリティの奴らやオーナーたちと話していた。みんな若い連中で、俺の仲間だった。

そこにラーズがやって来た。10人くらいの取り巻きを連れてね。オーナーの一人が“おい、ラーズと知り合いか。紹介してくれないか?”と言ったので、俺は“いいよ、問題ない”と答えた。ラーズが通りかかったので、俺は“やあ、どうしてる、兄弟?”と声をかけた。すると、彼は俺を見て、軽くうなずいて“やあ、こんちは”とだけ言って、そのまま通り過ぎていった。ニューヨーカーである俺の仲間たちは、俺をからかった。

彼らは“彼を知らないのか?”と言ったので俺は“知ってるさ。奴も俺のことを知っている”と言い、俺は急いでクラブに入って、VIP用の階段を上って、奴とその仲間のところに押し入って、彼の隣に座った。

俺は“よお、何だよ?俺が誰だか知ってるだろ。仲間の前で俺をバカにしてくれたな。俺を知ってるだろ。バイオハザードのビリーだ”と言うと、彼は“ああ、髪型でわからなかった”と言ったので、俺は“いつも金髪だ。それが俺のスタイルだ”と言ったんだ。

それで、手短に言うと、彼は友達の一人を呼んだ。女性が来て、俺の隣に座った。彼女は“どのバンドでプレイしているの?”と聞いてきたので、俺は“バイオハザード”と答えると、彼女は“あなたたち、すごくヘヴィよね。クールだわ”と言っていた。まあ、そんな感じだった。

翌朝、マネージャーのスコット・ケーニッヒから電話がかかってきた。彼は俺に“昨夜、ラーズにばったり会ったそうじゃないか”と言った。 俺は“ああ、また始まった。 また小言を言われるんだ”と思った。俺はその話を始めた。ラーズとは(前から)仲良くやっていたので、俺はただ彼に立ち向かい、こう言った。“おい、俺を知ってるくせに、知らないふりをするな。特にニューヨークの俺の友人の前ではな。彼らは俺をからかうんだよ”とね。すると彼は俺の話を遮ってこう言った、“何が起こったのか、君が何を言ったのか、君がどう対処したのかは知らないが、彼らは君をツアーに連れて行きたいと言っている”と言った。俺は電話を落としそうになり、思わず、“おい、何だって?”と聞き返した。そして電話を拾い上げると、“俺たちをツアーに連れて行きたいって言っているのか? メタリカが?”と答えたんだよ。

賢明な人へのアドバイスとして、自分が誰であろうと、常に敬意を持って人に接するべきだ。たとえ君がゴミ収集人であろうと大統領であろうと、俺は気にしない。俺にとってクールな存在であれば、俺は君を尊敬する。それだけだ。でも、常に自分のために立ち上がらなければならない。ラーズは、俺が彼に対して恐れずに“よお…”と言ったことを尊重してくれたのだと思う。俺は敬意を持って彼を注意しなければならなかったんだ」