“Mr.ジャズ・ベース”こと
ロン・カーター(Ron Carter)は、自身のSNSアカウントで、ベーシストを目指す人たちにアドバイス。最も重要なのは「熱心に練習すること」と「注意深く耳を傾けること」。また「目的を持って練習すること」「すべてのライヴは学ぶ機会であることを忘れないこと」とも語っています。
以下、投稿全文
「私はよく、ベーシストを目指す人たちにどんなアドバイスをしたらいいかと聞かれますが、私が最も重要だと考える2つのアドバイスは、熱心に練習することと、注意深く耳を傾けることです。
また、目的を持って練習することも重要です。練習時間を“ヌードリング(※適当にギターを弾くこと)”に費やしてはいけません。何に取り組んでいるのかを把握し、それに集中してください。何から始めたらよいか分からない場合は、コードを練習するのが良いでしょう。コードをしっかりと理解することで、自分の音が他の人の音とどのように調和するかを理解できるようになります。演奏したい曲を聴き、それを念頭に置いて研究してください。
初めてのライヴが決まったら、エゴは家に置いておき、ライヴには別の耳を持って臨みましょう。演奏する曲の形式とキーを確実に把握しておきましょう。ソロをいつ止めるべきか、場の雰囲気を読みましょう。最高の気分になれるように最高の服装をして、正しい心構えで臨みましょう。そして、すべてのライヴは学ぶ機会であることを忘れないでください。
ステージに立ちたいと願うベーシストのための私の完全なロードマップは「働くジャズベーシストのための青写真」というタイトルで私のロン・カーター・ライブラリにあります。まだそこまで到達していない方には「包括的なベースメソッド」から始めるのが良いでしょう。他にも、Open Studioやtonebase Double Bassとのオンライン・マスタークラスなど、まだまだ紹介したいことがたくさんあります。私のウェブサイトwww.RonCarterJazz.comで私が提供するものをぜひ探求してみてください」