ドラマーの
サイモン・フィリップス(Simon Phillips)は2014年に
TOTOを脱退しました。Rock History Musicの新しいインタビューの中で、脱退の理由について語っています。
「2007年、2008年には、僕たちは個人的なレベルで問題を抱えていた。マイク(ポーカロ)はALS(筋萎縮性側索硬化症)を患ってもう一緒ではなかったし、デヴィッド(ペイチ)も一緒ではなかった。僕が入ったバンドではなかった。ルーク(スティーヴ・ルカサー)の見解で、僕も完全に理解しているけれど、彼はステージを見回して“この人たちに見覚えがない。これは自分が参加したバンドではない”と思っていた。基本的に、その頃のバンドは僕とルークが運営していたが、バンドを長く続けていると、色々な面で意見が合わなくなってくるものなんだ。それは音楽についてではなく、政治やビジネスについて。そして、僕らはそれについて意見が合わなくなってしまった。僕は働き過ぎだった。レコーディングやプロダクションの仕事もあったし、当時は移動も多かったので、本当にきつかった。ルークはバンドの活動をやめた。僕たちは基本的に(2008年に)休止した。終わったとは思っていなかったけど、再始動したとき、まったくしっくりこなかった。バンド全体のダイナミクスが変わってしまって、これはもう自分がいるバンドではないと感じたんだ。もう役割を終えたと思ったんだよ」