ハノイ・ロックス(Hanoi Rocks) での活躍でも知られる
マイケル・モンロー(Michael Monroe) は英Classic Rock誌のインタビューの中で、さまざまな質問に答えています。
「覚えている中で一番最初に聴いた音楽」「史上最高のアルバム」「お気に入りのシンガー」「お気に入りのソングライター」「自身のギターヒーロー」「最も過小評価されているバンド」「泣ける曲」「自分の葬式で流してほしい曲」
●覚えている中で一番最初に聴いた音楽
「僕が子供の頃、両親はクラシック音楽を聴いていた。交響曲とか、シベリウスとか。母方の祖父はチェロとコントラバスを演奏していたし、祖父はオーボエ奏者だった。だから、ずっとクラシック音楽を聴いていた。8歳の時にテレビでブラック・サバスを見るまではね。それまでこんな音楽は聴いたことがなかったので“うわー、ステージでクレイジーなパフォーマンスをしている。僕にもできるかもしれない。それで生活していけるなら、素晴らしいだろうな”と思ったんだ」
●史上最高のアルバム
「ロックンロールのキングとクイーンは誰でしょう? リトル・リチャードだ。だから『The Best Of Little Richard』を挙げるよ。彼の破天荒さ、メイク、声の力強さに僕は大きな影響を受けた。 そして、アリス・クーパー。父が兄弟のために『Love It To Death』を買ってきて、それが僕の世界を変えたんだ」
●お気に入りのシンガー
「リトル・リチャード。もし1人だけ選ぶなら、史上最高のロックシンガーだ。あらゆるカテゴリーでリトル・リチャードが選ばれることになるだろうから、本当に偏ったセレクションになりそうだ」
●お気に入りのソングライター
「イアン・ハンター。彼の歌詞は時に自伝的なことかもしれないけど、彼の書くものすべてに共感できる。彼がボブ・ディランのファンだということは知っているけど、僕は彼の方が好きだ。それに彼はとても素晴らしい人物で、年齢を感じさせず、今でも自分のやりたいことをやっている。ミック・ジャガーのように、彼はインスピレーションの源だ。かつてはロックンロールは体に悪いと言われていたけど、ミック・ジャガーは今でもステージでマラソンをしている」
●自身のギターヒーロー
「チャック・ベリー、彼がすべての始まりだった。彼のことを初めて知ったのは、ロックンロールのドキュメンタリーを見たときだった。リトル・リチャードやローリング・ストーンズもそこで初めて見た。もし自分がバンドを組むなら、彼らのようにギタリストを2人入れようと思った。キース・リチャーズはリズムギターの名手だけど、1人だけ選ぶなら、チャック・ベリーだ」
●最も過小評価されているバンド
「The Ruts。彼らは素晴らしい、信じられないほどのプレイヤーであり、マルコム・オーウェンの態度…なんてフロントマンだ。彼らは十分なキャリアを築くことはできなかったが、当時の4人組バンドのあるべき姿を体現していた。僕が最も好きなグループのひとつだよ」
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●泣ける曲
「イアン・ハンターの“Boy”。彼の名を冠したソロデビューアルバムに収録されている曲で、ミック・ロンソンとの共同プロデュース曲。傑作だ。僕は自分のアルバムをミックスする際、このアルバム、特にドラムの音を参考にしている。1975年に作られたものだけど、今でも最高のサウンドなんだ」
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●自分の葬式で流してほしい曲
「アリス・クーパーの『Killer』の最後の長いオルガン曲“Killer”。子供の頃はよく、自分の葬式でこれを流してほしいと言っていたけど、それから死にたくないと思うようになった。まだ誰も永遠に生きている人はいないからといって、それが不可能だというわけではない。もしかしたら僕は永遠に生きるかもしれない。でも、ほとんどの人がそうであるように、僕もこの肉体から去る日が来る可能性はある。その時には、親しい友人たちが、アリス・クーパーの『Killer』のエンディングを聴きながら、僕のことを思い出してくれることを願っているよ」
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