映画『スパイナル・タップ(原題:This Is Spinal Tap)』の続編で、2025年公開予定の映画『Spinal Tap II』には
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)と
エルトン・ジョン(Elton John)がカメオ出演していますが、映画にあわせて制作された、劇中のヘヴィメタルバンド、
スパイナル・タップ(Spinal Tap)の新スタジオ・アルバムにも2人が参加していることが明らかに。監督のロブ・ライナーが英エンパイア誌の新しいインタビューの中で明かしています。
「インタースコープ(レコード)のために制作したアルバムがあるんだが、それは完成した。エルトン・ジョンは数曲、ポール・マッカートニーが1曲に参加している。それらは映画の中で彼らが歌う曲で、スパイナル・タップの曲ではなく、みんなが知っている曲だよ。残りの曲はすべて新曲だ。
ヘンリー・ディルツという有名なロック・フォトグラファーが、スパイナル・タップをニューオーリンズの墓地に連れて行くシーンがある。(スパイナル・タップの)ナイジェル(タフネル/クリストファー・ゲスト)は“なぜここにいるんだ? みんな死んでるじゃないか”と言うと、ヘンリーは“この考えに慣れなきゃいけない。分かるだろ、いずれは起こることなんだ”と言う。そしてデレク(スモール/ハリー・シーラー)は、自分が死んだ後のことを考え、彼は“Rockin’ In The Urn”を書く。それは自分が死んだ後もパフォーマンスを続けるという事実について歌ったものなんだ」
映画『Spinal Tap II』は2025年晩春か初夏に公開予定。
映画『スパイナル・タップ』は架空のヘヴィメタルバンド、
スパイナル・タップ(Spinal Tap)の全米ツアーに密着、当時隆盛を極めていたハードロック/ヘヴィメタル文化や音楽を痛烈に風刺したカルト的人気を誇るロック・モキュメンタリーです。
続編では、主要キャストのマイケル・マッキーン、ハリー・シーラー、クリストファー・ゲストが、それぞれスパイナル・タップのデイヴィッド・セントハビンズ、デレク・スモール、ナイジェル・タフネルを演じるために戻ってきます。ライナーも架空の映画監督マーティン・ディベルギー役を再び演じます。
ライナーは「みんなを集めて、さらにサプライズ・ゲストを何人か加えた。ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、ガース・ブルックスもいる。楽しいよ」と話しています。以前の報道によると、この3人のほか、クエストラヴ、トリーシャ・イヤウッドもカメオ出演する模様です。
続編は、バンドが15年間の活動休止の後、最後のコンサートのために再結成するというもの。ザ・バンドの解散ライヴを記録した伝説的なコンサート映画『ラスト・ワルツ』(監督マーティン・スコセッシ)のスタイルを模倣していると言われています。