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ペイヴメント、彼らを題材にした映画『PAVEMENTS』に25年ぶりの新曲を提供

2024/12/18 18:30掲載
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Pavement Photo: Tarina Westlund
Pavement Photo: Tarina Westlund
ペイヴメント(Pavement)を題材にした、伝記映画+ミュージカル+ドキュメンタリーを融合させた型破りなハイブリッド映画『PAVEMENTS』。メンバーのスコット・カンバーグによると、この映画のサウンドトラックには、ペイヴメントの25年ぶりの新曲が含まれているとのこと。 Vish Khannaのポッドキャスト番組『Kreative Kontrol』の最近のエピソードで、カンバーグは「サウンドトラックには、ペイヴメントの新曲が収録されるよ。今日、そのミックスを聴いたばかりだけど、かなり良い」と話しています。新曲リリースは1999年のEP『Major Leagues』以来です。

本作の監督は『ハースメル』『彼女のいた日々』などのアレックス・ロス・ペリー。ペリーは、ペイヴメントの2022年曲「Harness Your Hopes」を含む様々なインディー・バンドのミュージックビデオも手がけています。

本作は9月にヴェネチア国際映画祭でワールドプレミア上映され、ニューヨーク映画祭でも上映されました。2025年には米国で劇場公開が予定されています。

ペリーはVanity Fairのインタビューの中で「ペイヴメントの映画は1本しか作れない。スコセッシのように4本も5本もディラン映画を作れるわけではないんだ。それなら、ファンとして見たい、いや、嫌でも見たくなるようなペイヴメントの映画を全部作ってしまえばいいんじゃないの?」と話しています。

クリップでは伝記映画の部分を少し観ることができ、ジョー・キーリーがスティーヴン・マルクマス役、ジェイソン・シュワルツマンとティム・ヘイドッカーがマタドール・レコードのボス、クリス・ロンバルディとジェラルド・コスロイ役で出演しています。クリップ映像は、マルクス役のキーリーがクエンティン・タランティーノがホストを務める「サタデー・ナイト・ライブ」への出演オファーを断るというシーンです。

ペリーは「音楽の伝記映画はすべて、史実とフィクションの関係を織り交ぜている。もしこれらの映画のシーンが実際に起こったことだと思っているなら、あなたは愚か者だ。これは複合的なシーンだ。彼が断った7つのことをすべて見せる必要はないので、それらをすべて組み合わせて、最大のチャンスを断るというストーリーにしたんだ」と述べており、伝記映画の部分は現実の複数の状況を凝縮して表現したものだと説明しています。

『PAVEMENTS』のヴェネチア映画祭のページによると、上映時間は128分で、出演者はジョー・キーリー、ジェイソン・シュワルツマン、ナット・ウルフ、フレッド・ヘチンガー、ローガン・ミラー、グリフィン・ニューマン、ティム・ハイデッカー、マイケル・エスパー、ゾーイ・リスター=ジョーンズ、キャサリン・ギャラガーなど。