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ジョージ・ベンソン「何を演奏したらいいのか思いつかない?他の人の演奏を聴いてみるといい。僕たちはお互いに必要なんだ。音楽は学校。世界的な学校なんだ」

2024/12/17 15:50掲載
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George Benson (Image credit: Steve Kagan/Getty Images)
George Benson (Image credit: Steve Kagan/Getty Images)
ジョージ・ベンソン(George Benson)はGuitaristのインタビューの中で「僕の知っている人たちはみんな同じことを言っている。“他に何を演奏したらいいのか思いつかない”とね。僕はいつも“演奏を続けろ。そうすれば思いつくようになる”と言っている。もしそう思えないなら、他の人の演奏を聴いてみるといい。そうすれば、“ああ、こんな風に演奏するなんて思いつかなかった”と思うかもしれない。だからこそ、僕たちはお互いに必要なんだ。僕たちはアイデアをお互いに伝え合う。音楽は学校なんだ。世界的な学校なんだ。それは建物の中だけにあるわけではない。僕たちが出会うすべての人々は、ミュージシャンではない人であっても、僕たちの行動や考え方に影響を与える。でも、他のミュージシャンと付き合っていると、多くのことを考えさせられるようになるんだ」と話しています。

インタビューの冒頭ではこう話しています。

「重要なことのひとつは、学び、知識を得ること。そして、その知識を伝えることも同じくらい重要だ。僕はたくさん練習する。ギターとともに生きているから、練習とは呼ばないが。ギターの前を通り過ぎることはできない。家のあちこちにギターがある(笑)。戦略的な場所に置いてあるんだけど、その持ち手が突き出ているのを見るたびに、それを手に取って座って、いろいろと学んでいるんだ」

また「音色は手の中にある」という表現は、あなたにとって真実ですか?と尋ねられたベンソンはこう話しています。

「そうだね、その部分は真実だ。楽器に対する感覚やアプローチの仕方は非常に重要だ。人々が演奏を聴いたときに感じ取る、微妙な個性なんだよ。誰も真似できないので、人々はすぐにそれが誰なのか分かる。“これはジョージ・ベンソンに違いない”とか“これはウェス・モンゴメリーに違いない”とか言うだろうね。

(ウェス・モンゴメリーはあなたにとって最も大きな影響を与えた人物でしたか?)

いいえ、でも彼と一緒に過ごすことで学んだことは大好きだった。“他のギタリストを嫉妬してはいけない。他のギタリストから何かを学べ。そのギタリストのリフをすべて盗む必要はないが、それは良いスタートだ”」

ベンソンは「長年、インスピレーションの源となっているものは何ですか?」とも尋ねれています。

「あまり考えたことはないね。時々、みんなが僕がどれほど年を取ったかを教えてくれる。“ジョージ、君はもうこんな年齢だ”とね。僕は“何歳のこと言ってるんだ?”と答えているよ。50代の頃もそう言われたし、60代でも言われたからね。“そんなに年を取ってるのか?ひどいもんだ!”って答えているよ(笑)。

そういうものだから、気にしない。僕がただやるだけだ。いいことは、僕の人生は常に上向きで、上向きに進んできたこと。時にはとてもとてもとてもゆっくりで、それから加速し、中程度になる。だいたいそんな感じだよ」