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ハロウィンのマイケル・キスク、シンガー2人体制について「大好き。もう違うやり方はしたくない」 その利点を語る

2024/12/17 13:17掲載
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Helloween - Photo: Martin Häusler
Helloween - Photo: Martin Häusler
現在のハロウィン(Helloween)は、メイン・シンガーが2人いますが、そのひとりであるマイケル・キスク(Michael Kiske)はシンガー2人体制について「大好き。もう違うやり方はしたくない」と語り、その利点を語っています。

キスクは、オーストラリアのMetal-Roosの新しいインタビューの中で、2025年にリリースを予定している新スタジオ・アルバムのレコーディングの進捗状況について尋ねられて、こう話しています。

「かなり進んでいるよ。たくさんの曲がある。メインシンガーが二人いるので、それぞれのヴォーカリストにとって何がベストで、何がうまくいくのかをを模索しているところなんだ。楽しいよ。いつも楽しい。前回(2021年のアルバム『Helloween』)もそう。 デニス・ウォードにはクリエイティブ・プロデューサーを任せている。彼はクリエイティブなプロセスやその他のあらゆる面でサポートしてくていれる。提案もしてくれる。彼は2人のシンガーのことをよく知っているしね。

バンドというのは、非常にカオスなので、常に物事を少し整理してくれる人が必要なんだ。彼はいつも何かを提案してくれるし、それを試してみる。もしそれが素晴らしい音がして、素晴らしいと思えるなら、それでいい。でも、時には僕が心地よく感じなかったり、アンディ(デリス)が試してみるべきだと感じたりすることがあって、その場合はそうする。つまり、お互いやってみようという状況がいくつかあるんだ。そのアイデアがどんな感じになるか、ちょっと試してみよう、という感じだ。競争とかじゃなくて、アンディの方がずっと上手くできることもあるし、僕が輝けることもある。それを見つけ出すだけだ。

(“バンドに2人のヴォーカルがいることの利点ですね”とインタビュアーが言うと)

大好きだよ。大好き。(リード・ヴォーカルを共有するという)最初のアイデアが出たときは、僕は“それは変だな”と思ったよ。

再結成のようなことをしようという最初のアイデアが出たとき、今から考えると馬鹿げているけど、彼らは『Keeper Of Seven Keys』ツアーのようなものを、僕と何人かでやろうとしているのではないかと思った。でも、それはできない。何年も前に存在したハロウィンと競合するような別のハロウィンを企画することはできない。それを実現する唯一の方法は、全員が一緒にやるということだった。

すべてが自分の肩にかかっているわけではないので、今はとても気に入っている。すべてを共有できるし、特にライヴではそうだ。もし誰かが病気になったり、(シンガーの)一人が体調を崩したりしても、曲を入れ替えたり、セットリストを少し変更したりするだけで済む。調子の悪いシンガーの曲を2曲外して、他のシンガーの曲を2曲入れ、さらに分担したりもできる。

アンディと僕はステージ上で目でコミュニケーションを取っている。誰かが体調を崩した場合は、その場で他の人にパートを移すこともある。たとえ、どちらかのシンガーが体調を崩していても、それでもまだ良いライヴを作ることができる。カイ(ハンセン)も同じだ。カイはヴォーカル・パートも引き継ぐことができる。その方がずっと楽だ。

そんなに歌う必要もない。もし2時間半のライヴを全部やらなければならなかったり、2017年のように3時間以上やったりしたら、つまり、ライヴではたくさんのビデオ映像が流れたりするわけだけど、もしそれを全部自分でやったら、それはかなり大変なことだし、本当に疲れ果ててしまう。でも、この方法だと楽な旅になる。僕はそれが大好き。もう違うやり方はしたくないよ」