アイアン・メイデン(Iron Maiden)の
ブルース・ディッキンソン(Bruce Dickinson)はMusicRadarの新しいインタビューの中で、自分が参加したかったアイアン・メイデンの名盤について語っています。自分が参加していないにもかかわらず、『Killers』をメイデンのお気に入りのアルバムの1つと呼び、「ディープ・パープルの『In Rock』の一部をアップデートしたようなものだった」と語っています。またデビューアルバムについて
スティーヴ・ハリス(Steve Harris)がずっと後悔していることも明かしています。
「俺が好きなメイデンのアルバムの1つは『Killers』。参加していないにもかかわらずね。参加したかったよ。だって、歌いたかった曲が山ほど入っているからね。
俺にとって『Killers』は、ディープ・パープルの『In Rock』の一部をアップデートしたようなものだった。あの雰囲気、わかるかい? ブルージーではないけれど、“Wrathchild”のような曲には素晴らしいグルーヴがある。そしてタイトル曲の“Killers”は最高だよ!
『Killers』にはとても雰囲気のある曲がある。大好きだ!」
また、ディッキンソンは『Killers』を聴くと、貧しい生活をしていたサムソン時代をいつも思い出すとも話しています。
「本当に昔に戻ったような気分になる。『Killers』を聴くと、ベッドルームの小さなワンルームマンションのような世界にワープするんだ。ああ、あの臭いベッドシーツ!」
ディッキンソンはメイデンのデビュー・アルバムについて、スティーヴ・ハリスと何年にもわたって交わした会話を思い出しています。ハリスはデビュー・アルバムのプロデューサー、ウィル・マローンによるアルバムのプロデュースを二流だと感じていました。
「スティーヴはあのアルバムのプロデュースを嫌っている。彼が後悔しているのは(『Killers』以降、80年代のメイデンの全アルバムのプロデュースを手がけた)マーティン・バーチがプロデュースしなかったこと。マーティンも後悔していた。マーティンは“電話を待っていたのに!”と言い、スティーヴは“君が興味を持たないと思ったから、電話しなかったんだ!”と言っているんだ」