Mike Rutherford (Image credit: Roberto Ricciuti/Redferns)
ジェネシス(Genesis)や
マイク&ザ・メカニックス(Mike + The Mechanics)で知られる
マイク・ラザフォード(Mike Rutherford)は1980年代半ばに
エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)と何度かセッションを行い、何曲か一緒に書き、それを録音したテープがどこかにあるという。英ラジオ番組My Planet Rocksの中で語っています。
番組では、マイクが自身の好きな曲をいくつか選び、それらにまつわるエピソードを語っています。彼の選曲の一つは、
ヴァン・ヘイレン(Van Halen)の1983年の大ヒット曲「Jump」で、その中でエディ・ヴァン・ヘイレンとのコラボレーションについても語っています。
「(“Jumpは”)まず第一に、素晴らしい曲だよ。信じられないほどにね。この曲のストーリーが大好きなんだ。昔、シンガーのデイヴィッド・リー・ロスが“俺たちはギターバンドだ”と不満を言っていたと聞いたことがあるが、最高のキーボード・パートだよ。
エディは僕のセカンド・ソロ・アルバム (1982年『Acting Very Strange』) を聴いたみたいなんだ。この作品では僕が歌っている。どうしてこんなことを思いついたのか、神のみぞ知るところだけど、彼から電話がかかってきて“曲を書いてくれないか?”と言われたんだ。僕の声を神に捧げるなんて!
ロサンゼルスに行って、機材を運び込んで、彼のスタジオに入った。そしたら、彼が“マイク、1時半頃に来てくれ”と言ったので、僕は“それならちょうどいい。少し昼食を食べから行こう”と思ったんだけど、(エディは)“午前ね(※つまり深夜)”と言っていた。彼は夜から始めて、夜通し働く。僕にはそんなことはできなかった。
何回かセッションをした。何曲か書いた。断片だけどね。よく覚えていないんだ。テープが見つからない。ちょっと変わったものだったけど、やっていて楽しかったよ。
(司会者が“それが見つかったら楽しいことになるね”と言うと)
そうだね、(昔の)カセットテープは2箱分ある。それを全部チェックするかどうかわからない。とにかくカセットテープはたくさんあるよ。
(彼とのセッションは)楽しかったよ。彼は素晴らしいプレイヤーだった。(スタジオで)いい時間を過ごしたけど、午前1時半から2時からのスタートだった。僕のスタイルじゃなかった。
僕はいつも午前11時に始めて夜8時か11時までやる。長年、深夜のセッションもやってきたけど、正直に言って、夜11時から朝の4時までにやったものは、翌日になると“一体全体、あれは何だったんだ?”と思うものになる。僕はそれを学んだ。大切なのは、どれだけ仕事をしたかではなく、仕事の質なんだよ」