たった1枚のアルバムでロック史にその名を刻んだシンガーソングライターの
ジェフ・バックリィ(Jeff Buckley)。未公開映像、独占音声メッセージ、そして彼をよく知る人々の証言によってバックリィの人物像を描き出す新しいドキュメンタリー映画『It’s Never Over, Jeff Buckley』が完成。1月23日から米ユタ州で開催される<サンダンス映画祭>でプレミア上映されます。
監督はジャニス・ジョプリンのドキュメンタリー映画『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』を手がけたエイミー・バーグ。
以下、<サンダンス映画祭>の紹介文より
「今回、彼女は故ジェフ・バックリィのエレガントで思いやりに満ちた人物像を描いています。ジェフ・バックリィは、その世代で唯一無二の歌声と限界を押し広げる芸術性で知られ、彼の作品のファンや初めて耳にする人々にもスポットライトが当てられています。
美しい楽曲と反響する貴重なライヴ・パフォーマンスは、バックリィの個性の豊かさを強調しています。それは、彼を形成した愛と喪失の歴史であり、ひいては20世紀後半の国際的な音楽文化でもあります。
バックリィの最期は不協和音に満ちていますが、バーグはその間に調和のための空間を作り、特別なアーカイブ素材とバックリィ自身の日記的なナレーションを映画に浸透させている。この映画はこだまのように響き渡り、バックリィの“Hallelujah”のように、独自の光と生命を帯びています」