PETA - I am Paul McCartney, and I oppose bullfighting
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)は「闘牛」に反対の立場を表明し、動物愛護団体PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)と協力して、残酷な闘牛を終わらせるために団結しようと呼びかけています。
ポールは、スペインの首都マドリードでのコンサートを前に、PETAと協力して、マドリードの中心部にある大通りのデジタルスクリーンに「僕はポール・マッカートニー、闘牛に反対します」と宣言する意見広告を掲載しました。
スペインの動物愛護活動家たちは最近、闘牛を「文化遺産」と指定する法律を廃止し、スペインの地域社会が、この暴力的な血みどろのスポーツを禁止できるようにすることを目的とした署名活動『No Es Mi Cultura(闘牛は私の文化ではない)』を行っており、ポールの宣言はこの訴えにあわせて行われました。
PETAのヨーロッパ担当担当副会長Mimi Bekhechiはこう述べています。
「闘牛は人間と同じように痛みや恐怖を感じています。闘牛場では恐怖に怯え、傷つけられ、野次を飛ばす観衆の前で野蛮に殺されるのです。PETAは、世界中の思いやりのある人々に、ポール・マッカートニー卿とともに、この血みどろで無慈悲なショーに反対する立場を取るよう呼びかけています」
スペイン国内でも、闘牛を支持しないと答えた若者が93%に上るなど、闘牛に対する国際的な非難は高まり続けているという。10万人以上のPETAの支援者が、ペドロ・サンチェス首相に闘牛の禁止を求めています。