鉄道模型を愛するロッド・スチュワート　20年以上を費やした世界屈指の都市模型をさらにアップグレード中

ロッド・スチュワート（Rod Stewart）は鉄道模型が大好きで、20年以上を費やして、普通の人の家より大きいという大規模な鉄道模型のセットを自作しました。現在、この世界屈指の都市模型は、ロサンゼルスの自宅からイギリスの田舎の邸宅に移され、さらにアップグレードする計画が進められています。

「グランド・ストリートとスリー・リヴァーズ鉄道（Grand Street and Three Rivers Railroad）」と名付けられたこの都市模型は、20世紀半ばのニューヨーク市とシカゴをモデルにしています。

大きさは156平方メートル（約47坪／約95畳）で、そびえ立つ高層ビル群、橋、ラッシュアワーの交通風景、そして細部まで精巧に再現された都市の中を走る275メートルのメインラインの線路が組み込まれています。この模型は23年の歳月をかけて制作され、2019年に公開されました。最近、ロサンゼルスの自宅からイギリスの田舎の邸宅へ移され、その移動には7ヶ月かかったという。

鉄道模型誌のRailway Modeller誌のインタビューに応じたロッドは、この都市模型をどのように発展させていく予定かを語りました。

「照明には満足していない。いくつかのビルや高層ビルにアップライトを追加する予定で、それから雷と稲妻を追加し、雨以外のすべての要素を効果として取り入れる予定だ」

この他の新しい機能には、昼から夜への移り変わりを表現する高度な照明、音響効果、そしてシームレスな列車運行のためのコンピュータ制御の自動化システムが含まれるという。

ツアー中もホテルに予備の部屋を予約し、そこで模型制作をしているというロッド。模型制作に毎日最大5時間を費やしているという。「自分の作業場に入ると、まるで天国の門をくぐったような気分になる」と話しています。

この都市模型は「ほとんどの建物は、ゼロから作り上げたか、キットを改造したものだ。何一つとして既製品はない。すべてが独特なものなんだ」と説明しています。

Railway Modeller誌の編集者クレイグ・タイラーは英ガーディアンの取材に応じ、「ロッド卿の献身と細部へのこだわりは、このプロジェクトを単なる趣味の域を超えたものにしています。芸術性とテクノロジーが融合した、世界トップクラスのものです」と称賛しています。