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ピンク・フロイド「Comfortably Numb」をギルモアとウォーターズの許可を得てカヴァーしたICE-T率いるボディ・カウント 説得の経緯を語る

2024/12/09 21:27掲載
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Body Count / Comfortably Numb feat. David Gilmour
Body Count / Comfortably Numb feat. David Gilmour
ピンク・フロイド(Pink Floyd)「Comfortably Numb」をデヴィッド・ギルモア(David Gilmour)ロジャー・ウォーターズ(Roger Waters)の許可を得てカヴァーした、ヒップホップMCのICE-T率いるヘヴィメタル/ハードコアパンク・バンド、ボディ・カウント(Body Count)。ICE-Tは2人から承認を得ることは周りから「そんなことは起こるわけがない」と言われていたという。説得した経緯を米TV番組『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』のインタビューの中で明かしています。

「ラッパーってのは、いつもラップする曲を探しているものだ。俺は“Comfortably Numb”のベースラインがずっと好きだったから、ボディ・カウントでやってみようと思ったんだよ。歌詞を新たに書いた。その後(の権利関係の)ことは考えずに、やってみたんだ。

これをピンク・フロイドに送って承認を得る必要があったんだけど、誰もが“そんなことは起こるわけがない”と言っていた」

もちろん、他の同様のケースと同様に、ピンク・フロイドの楽曲を管理する音楽出版社は、このアイデアにノーと言いました。

しかし、ICE-Tがのマネージャーは裏口を見つけ、ギルモアのマネージャーに接触し、そしてギルモア自身にたどり着くことができました。ギルモアにその曲を聴き、ICE-T曰く「彼は歌詞に圧倒されたんだ」という。こうして、ギルモアはこのプロジェクトを承認しました。

そして、もう一人残っていました。

「それから、俺たちはロジャー・ウォーターズに聴かせた。すると、彼はそれを承認してくれた。今、反対側にいる二人がその曲を承認したことになり。俺はすごくいい気分だったよ。それから、ギルモアが“演奏したい”と言ってくれたんだ」

ギルモアはボディ・カウント版の演奏にも参加しており、ミュージックビデオにも出演しています。