アイアン・メイデン(Iron Maiden)は、長年のドラマー、
ニコ・マクブレイン(Nicko McBrain)がメイデンのツアーから引退することを正式に発表しています。12月7日のブラジル・サンパウロ公演を最後にツアーから退きます。
ニコは2023年1月に脳卒中を患いました。声明には健康上の問題については言及していませんが、「大規模なツアー生活の激務から身を引く決断をした」と述べています。
ニコは1982年にメイデンに加入。声明では、ニコは今後もメイデン・ファミリーの一員であることが述べられていますが、ニコが今後のアルバムに参加するのかどうかは不明です。
アイアン・メイデンはすでに新しいドラマーを選んでおり、その人物はまもなく発表される予定です。
■ニコ・マクブレインからの声明:
「熟考の末、俺は悲しみと喜びの両方の気持ちを抱きつつ、大規模なツアー生活の激務から身を引く決断をしたことを発表します。本日12月7日(土)、サンパウロでの公演がアイアン・メイデンでの俺の最後の公演となります。バンドの今後のさらなる成功を祈っています。
俺は今後もアイアン・メイデン・ファミリーの一員として、長年のマネージャーであるロッド・スモールウッドとアンディ・テイラーが考えている、さまざまなプロジェクトにしっかりと関わっていきます。また、さまざまな個人的なプロジェクトにも取り組み、ブリティッシュ・ドラム・カンパニー、ニコ・マクブレインズ・ドラム・ワン、チタニウム・タルト、そしてもちろんロックンロール・リブスなど、既存のビジネスや事業にも力を入れていきます。
何と言ったらいいのか。この42年間、メイデンと共にツアーを回ってきたことは、信じられないような旅だった! 熱心なファンの皆さん、あなたたちのおかげで全てが価値あるものとなった。愛しているよ! 献身的な妻のレベッカ、あなたのおかげでずっと楽にやってこられた。愛しているよ! 俺の子供たち、ジャスティンとニコラス、不在を理解してくれてありがとう。愛しているよ! いつもそばにいてくれる友人たち、愛しているよ!バンド仲間のみんな、夢を叶えてくれててありがと、愛しているよ!
俺はワクワクしながら、大きな希望を持って未来を見つめている!また近いうちにお会いしましょう、皆さんに神のご加護がありますように、そしてもちろん“Up the Irons!”。
ニコ」
■アイアン・メイデンのマネージャー ロッド・スモールウッドからの声明:
「ニコ、俺たちみんなも君を愛しているよ!
42年間、メイデンのドラムセットの背後で支え続けてくれてありがとう。俺の友人として、それ以上の長い間支えてくれてありがとう。俺たち全員を代表して言わせてほしい、君がいないのはとても寂しいよ!
1985年のロック・イン・リオ以来、俺たちはブラジルと特別な関係を築いてきた。だから、ここサンパウロでの2夜にわたる9万人のファンの前でツアーから引退するというのは詩的なことであり、この最後の公演で素晴らしいファンたちが君に送る称賛は、すべて君にふさわしいものである。
ファントムは、君が言及したプロジェクトで、今後何年も君と一緒に仕事ができることを楽しみにしているよ。そして、メイデン・ファミリーやFCの周りにも、きっと特別なものがいくつか見つかるだろう!
バンドと俺には、過去42年間の素晴らしい思い出がたくさんある。素晴らしいライヴ、大量のプラチナやゴールドディスク、アワード、ファンからの愛、そして何度も飲みすぎたビール! このような絆は永遠だ! そして、スティーヴ・ハリスが言うように“ニコは今もこれからも常にメイデン・ファミリーの一員だ”。
ロッド、アンディ、スティーヴ、ブルース、デイヴ、エイドリアン、ヤニック
追伸:メイデンはいつも最高のドラマーを見つけている。すでに決まっている新しいドラマーは間もなく発表されるだろう」