Listening to an album - Credit: Getty - Contributor
音楽は現在、映画よりも大きな産業であるという。2023年の世界の音楽著作権収入は過去最高を記録し、初めて世界の映画興行収入を上回ったと専門家が発表しています。
これは、元Spotifyのチーフエコノミストで、現在は英国の音楽著作権団体PRS for Musicのエコノミストであるウィル・ページが新しいレポートで発表したものです。
同レポートによると、2023年の世界の音楽著作権収入は455億ドルに達し、前年比で11%の成長を示しています。ページは過去9年間にわたり同様の調査を実施しており、全体的な数字がいかに急速に成長しているかを強調しています。2014年に最初のレポートが発表された際には、その合計額は250億ドルでした。
「来年(2024年)には、(最初のレポートから)10年で2倍になっているかもしれません」とレポートは予測しており、「間違いなく、今はブームの時代です」とも書いています。
455億ドルという数字は、音楽業界の過去最高を記録しただけでなく、世界の映画興行収入の332億ドルをも上回っています。レポートによると、世界の映画興行収入は2019年のピークである419億ドルから減少しているという。
ページは「2015年にこの作業を始めたときに、音楽が映画を追い越すかもしれないと提案していたら、笑い飛ばされていたでしょう。当時、スクリーンはSpotifyやNetflixの上にそびえ立っていました」とコメントしています。