Stevie Nicks Piano - via Gotta Have Rock and Roll
フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)の
スティーヴィー・ニックス(Stevie Nicks)がかつて所有し、フリートウッド・マックの「Songbird」と「Sara」の作曲やツアーで使用、さらにクイーンの
フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)や
エルトン・ジョン(Elton John)も使用したというピアノがオークションに出品されます。落札予想価格は20万ドル(約3100万円)。
このハミルトン社のベビーグランドピアノは、オークションハウス「Gotta Have Rock and Roll」を通じて出品されます。
この楽器の現在の所有者はイギリスのソングライター、ロビー・パットンですが、1970年代にはスティーヴィー・ニックスが所有していました。パットンは1979年にフリートウッド・マックのツアーに参加し、バンドのヒット曲「Hold Me」を共作しました。
パットンは次のように語っています。
「ある日、私はスティーヴィーの家を訪ねました。彼女の家には2台のピアノがあり、そのうちの1台がこの黒いハミルトンのグランドピアノで、彼女はほとんどの曲をこのピアノで書いていました。彼女は本当に大切にしていました。その後、1979年には、フリートウッド・マックは、このピアノをツアーに持って行きました。クリスティン(マクヴィー)はツアーでこのピアノを使い、アルバム『Rumours』の“Songbird”もこのピアノで作曲しました」
パットンによると、1982年から1983年にかけてクリスティン・マクヴィーがツアーでこのピアノを演奏し、その後、ピアノはスティーヴィーの自宅に戻りました。パットンが共作の報酬として、このピアノを求めると、彼女は彼に譲りました。その後、このピアノは彼のスタジオに置かれました。
「私はかつて、エルトン・ジョンなどの大物ミュージシャンのために4年半働いていました。ジョン・リードはエルトン・ジョンやクイーンをマネージメントしていました。フレディ・マーキュリーもレコーディングセッションのために来たことがあって、このピアノを使いました。エルトン・ジョンもこのピアノを使いました。このピアノに触れた人たちはみんな凄いんです!」
このピアノは修復され、ラッカー塗装が施されていますが、鍵盤は一度も交換されていないという。パットン、ニックス、マクヴィーは、2015年にこのピアノの真正証明書に署名しました。
■オークション・ページ
https://www.gottahaverockandroll.com/Stevie_Nicks_Owned~