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アイアン・メイデンのエイドリアン・スミス、速弾きは自分には向いていない理由を語る

2024/11/22 18:26掲載
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Adrian Smith
Adrian Smith
アイアン・メイデン(Iron Maiden)のギタリスト、エイドリアン・スミス(Adrian Smith)はMusicRadarの新しいインタビューの中で、自身のギタープレイに大きな影響を与えた人物について振り返り、その中で速弾きは自分には向いていない理由について語っています。

「ギターを最初に始めた頃、俺のヒーローはリッチー・ブラックモアだった。でも、当然のことながら、始めたばかりの頃の俺には彼のような演奏はできない」

代わりに、エイドリアンと、メイデンのバンドメイトであるギタリストのデイヴ・マーレイが1970年代初頭に、10代で最初のバンドを結成した時、彼らはステイタス・クォーからインスピレーションを得ていたという。

「俺らはストーンズやビートルズの曲を演奏していたし、クォーの曲もたくさん演奏していた。クォーの曲を演奏すれば、うまくやれると思ったんだ。それでデイヴが教えてくれたのが、クォーの曲の要であるバールコードだった。

それをマスターしたとき、一つのコードを弾ければ、他のコードも弾けるようになると思っていた。だけど、父が“ちゃんと学ぶんだ”と言い、俺をギターの先生のところに行かせた。先生が“Cのオープンコードを弾いてごらん”と言ったけど、オープンコードの弾き方なんて知らなかった。ギターのレッスンは長続きしなかった。

俺が子供の頃、ステイタス・クォーはすごく人気があった。簡単に弾けるし、盛り上がるし、とてもシンプルだったからね。

子供の頃からギターを弾いていて、きちんとしたレッスンを受け、1日に3、4時間練習している人もいる。俺はそんなことはしなかった。バンドをやりたかった。歌いたかったし、演奏もしたかったし、曲も作りたかった。必ずしも名手になりたかったわけではないんだ。

俺にとって、シン・リジィのギタリスト、ブライアン・ロバートソンとスコット・ゴーハムは、単なる速弾きギタリストではなく、センスのあるプレイヤーだった。だから、いつも彼らを目標にしていた。単なるテクニックではなく、何か印象に残るもの、メロディやフィーリングを大切にしていた。テクニックも尊重するけど、俺にとっては数学みたいなものだよ。

テクニックが自然に身に付くのであれば、それに夢中になるのもいい。それは印象的なものだからね。彼女を感動させ、それから他の人を感動させに行けばいいんだ!

でも、エディ・ヴァン・ヘイレンは、単なる速弾きギタリストなんかじゃなかった。素晴らしい曲、素晴らしいリフ、メロディ、フィーリングを持っていた。

(速弾きは)身体的な要素も関係してくる。エディ・ヴァン・ヘイレンやゲイリー・ムーアは、動物的なプレイヤーだった。彼らは手が大きく、たくましい男だった。(イングヴェイ)マルムスティーンは身長が190センチくらいあって、まさに野獣のようだよ!

だから、スポーツのようなものだよ。肉体的な限界によって方向性が決まる。自分に与えられたものを最大限に活かすんだ」