セーラー服と機関銃 (C)KADOKAWA 1981
父を亡くした女子高校生が、ひょんなことから組長に…。薬師丸ひろ子が機関銃を乱射するクライマックスが、日本映画史に残る名シーンとなって大ヒットした傑作青春映画『セーラー服と機関銃』。YouTube無料配信が決定。YouTubeチャンネル「角川シネマコレクション」で12月20日(金)20時より配信開始。3週間限定配信
■映画の時間「セーラー服と機関銃」
配信期間:12月20日(金)20:00~1月10日(金)19:59
当時10代の薬師丸ひろ子が主演、主題歌も大ヒットした80年代を代表する傑作青春映画。亡くなった父に代わって目高組の組長となった高校生・星泉が、敵対する組織との抗争や、父の死の真相に巻き込まれていく物語。赤川次郎の小説を映画化した相米慎二監督が、少女から大人へと成長していくヒロインをみずみずしく描き、とりわけ機関銃を乱射し「カ・イ・カ・ン」とつぶやくクライマックスは、日本映画史上の名シーンとなった。
<ストーリー>
パパが死んで高校生の星泉は独りぼっちになってしまった。火葬場からマンションに戻るとなれなれしい女が待ち構えていた。その女マユミはパパの手紙を持参していた。商社員として海外旅行することも多く危険も多い。万一の場合マンションで泉と暮らして欲しい。彼女はパパのアイジン?翌日泉の高校の門に黒背広の男たちが並んだ。怯える皆を尻目に堂々と下校しようとする泉は男たちのひとりに声をかけられた。ポンコツ車に乗せられ連れて行かれたのはつぶれかけたヤクザの事務所・目高組だった。声を掛けたのは代貸の佐久間、火葬場にいた男だ。彼の説明によると先代の組長の遺言で、跡目は組長の甥だった泉のパパに相続させるはずだった。泉が継がねば組は解散。組員はたった4人という有様に、つい目高組組長を襲名してしまう泉。翌日から佐久間の案内で挨拶回りにいく。泉は大組織組長浜口に気に入られ昔のシマが戻ってきた。いざこざが新聞沙汰になり、泉は退学処分。しょんぼり家に帰ろうとする泉を黒木刑事が呼び止めた。黒木は父親の死に密輸が絡んでいるという。その頃マンションは部屋中ひっくり返され、マユミも行方不明。泉の組長ぶりが板についてきたある日組員ヒコが事務所前に死体となって捨てられていた。これを最初に泉のまわりに死体がゴロゴロと転がり始める…。
【監督】相米慎二,【出演】薬師丸ひろ子,渡瀬恒彦,風祭ゆき,柄本明,三國連太郎,【原作】赤川次郎,【脚本】田中陽造,【音楽】星勝