Bon Jovi / One Wild Night Live 1985-2001
リッチー・サンボラ(Richie Sambora)によると、
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)が
ボン・ジョヴィ(Bon Jovi)のライヴ・アルバムのミキシングを手伝ったことがあったという。ハウイ・マンデルの最近のインタビューの中で逸話を語っています。
「俺は当時A&Mだったヘンソン(レコーディング・スタジオ)にいた。俺はスタジオを歩き回っては“今日は誰が来てる? 何をやってる?”と聞いて回るのが好きだった。“ドン・ヘンリーはこっちのスタジオにいて、スティングはあっちで自分のことをやってる。ポールもいるよ”と言われた。“ポールって誰?”と聞くと、“ポール・マッカートニー”と言われた。俺はビートルズのメンバーとは一度も会ったことがなかった。俺はたぶん40歳近くだったと思う。
彼はAスタジオにいて、俺はBスタジオにいた。ボン・ジョヴィのライヴ・アルバムのミキシング作業をしていたんだけど、俺はAスタジオを部屋の外から覗いて、ポールが来てくれないかと待っていたんだ。
2時間経っても彼は現れなかった。俺はそれから別のオーバーダビングスタジオに行って、このライヴ音源にオーバーダブをいくつか加えることにした。すると、ポールがスタジオに入って来た。彼は“練習しているのかい?”と聞いてきたので、俺は“そうだよ”と答えた。ポールはギターを手に取った。彼は左利きで、俺は右利き。ポールはギターを手に取り、弾き始めたんだ。
そこにはソファがあったので、俺らはそこに座り話し始めた。俺らはあまりにも、おしゃべりに夢中になってしまったので、実際、それぞれのスタッフが俺らを引き離さなければならなかった。それぞれのスタジオに戻ることになり、俺は自分のスタジオに行った。振り返ると、ポールが俺のギターを持っていて、ちょっといじっていた。俺はミキシングしていたので、“ここにいるなら、ミキシングを手伝ってくれない?”と言ったんだ。そうしたら、彼は手伝ってくれたよ。
(残念ながら、ポールがどの曲のミキシングに協力したのは正確に思い出せないとのこと)
ライヴ・アルバムの曲だよ。『One Wild Night』というアルバム。(正確な曲名を思い出せないけど)でも、一緒にやったんだ」
■『One Wild Night Live 1985–2001』
■インタビュー