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リンゴ・スターのカントリーアルバムからアリソン・クラウス参加曲「Thankful」のリリックビデオ公開

2024/11/15 14:46掲載
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Ringo Starr / Look Up
Ringo Starr / Look Up
リンゴ・スター(Ringo Starr)の新作カントリー・アルバム『Look Up』からアリソン・クラウス(Alison Krauss)をフィーチャーした「Thankful」のリリックビデオが公開されています。



リンゴ・スターは以前にカントリーEPを計画していると発言していましたが、そのカントリー作品はEPではなく、全11曲入りのフル・アルバムとして登場。カントリー・アルバム『Look Up』は2025年1月10日発売。プロデュースと楽曲の共同作曲はT・ボーン・バーネットが担当しています。

カントリーEPについてはTボーン・バーネット(T-Bone Burnett)とのやり取りから生まれたと以前に話していました。リンゴは「(バーネットに)協力を求めたんだ、もし時間があってやりたいならとね。彼はやりたいと言ってくれて、僕に、僕が長い間聴いてきた中で最も美しいカントリーソングを送ってくれた。とてもオールドスクールなカントリー。とても美しい。それで“カントリーEPを作ろう!”と思ったんだよ」と話していました。

以下、リリース決定時のインフォメーションより

T・ボーン・バーネットがプロデュースと楽曲の共同作曲を担当した新作カントリー・アルバム『ルック・アップ』。この作品には、ナッシュヴィルとロサンゼルスで今年に入って録音された11のオリジナル曲が収められる。

『ルック・アップ』に収録される11曲のうち9曲はバーネットが単独あるいは共同で作曲したもので、残り2曲のうち一つはビリー・スワンの作、もう一つはスターとブルース・シュガーの共作曲。スターはすべての楽曲で歌とドラムを担当しているほか、アリソン・クラウスが参加したクロージング・ナンバー「サンクフル」では作曲にも加わっている。さらにバーネットはこのアルバムのため、クラウス以外にもビリー・ストリングス、ラーキン・ポー、ルーシャス、モリー・タトルなど、現在のナッシュヴィルでもっとも勢いのある精鋭たちを起用。そのバーネットがポール・ケナリー、ダニエル・タシアン(彼はシュガーとともに本作の共同プロデューサーにも名を連ねる)の二人と共作したのが先行トラック「タイム・オン・マイ・ハンズ」。

スターは生涯に亘ってカントリー・ミュージックを愛好してきたが、そのことは彼の輝かしいキャリアを通じて明らかであり、よく語られてきた。彼はザ・ビートルズに在籍していた時期(代表例は「アクト・ナチュラリー」、「消えた恋」、「ドント・パス・ミー・バイ」など)にも、それ以前のロリー・ストーム&ザ・ハリケーンズ時代にも、カントリー・ソングやカントリー調の楽曲を数多く演奏/作曲してきたのだ。そして、彼のソロ2作目となった1970年作『カントリー・アルバム』は、その名の通りのカントリー・アルバムとなった。また、カントリーやブルースを心から愛していた彼は、10代のころにロンドンからテキサスへ移住しようとしたこともあった。そのきっかけは、ライトニン・ホプキンスがヒューストンに住んでいると知ったことだった。

この新作アルバムは、ロサンゼルスで2022年に行われたイベントにてスターとバーネットが偶然の再会を果たしたことで実現に向かって動き出した(二人の初対面は1970年代のことだった)。そこでスターは、当時制作していたEP用に楽曲を提供してほしいとバーネットに依頼したのだ。バーネットはこの仕事に熱心に取り組み、いずれもカントリー調の楽曲を9つも作曲。喜ばしいことに、それが契機となってスターは『ルック・アップ』の制作に乗り出した。そんな同作は彼にとって50年以上ぶりのカントリー・アルバムにして、2019年以来のフル・アルバムとなる。

「俺のカントリー・ミュージックへの愛はいまも昔も変わらない。だけどT・ボーンに曲を書いてほしいと頼んだときは、それがカントリー・ナンバーになるとは思ってもいなかった。でもご覧のように結局はそうなったし、それは素晴らしい楽曲だった」とリンゴは回想する。「当時は一連のEPを作っているころだったから、俺はカントリーのEPを彼と作ろうかと考えた。でも彼が9曲も作ってきてくれたことで、アルバムを作るべきだと思ったんだ!それを実現させることができて本当に嬉しいよ。T・ボーンや、このレコードの制作に協力してくれた素晴らしいミュージシャンのみんなに、感謝と”ピース&ラヴ”の想いを伝えたい。作っていて楽しいアルバムだったし、聴いてくれるみんなにも楽しんでもらえるといいな」。

「俺は記憶を遡れる(あるいは遡りたいと思う)限り、ずっとリンゴ・スターのことが大好きだったし、彼の演奏や、歌や、彼の美学が大好きだった」とバーネットは話す。「彼のあとに登場したドラマーはもれなく、ドラムに対する彼の独創的なアプローチの影響を受けている。それに彼はいつだって最高のロカビリー・シンガーだし、彼の歌うバラードも聴く人の心を揺さぶる。彼と一緒にこの作品を作れたことは、俺にとって60年来の夢が叶ったようなものだ。音楽業界で長く過ごしてきたけど、その中で俺が成し遂げてきたことはどれも、彼や彼のバンドが存在しなければあり得なかった。何よりこのアルバムは、俺や俺のような人たちに彼が与えてくれたものへの感謝を伝える作品なんだ」。


以下は以前に公開された映像

「Time On My Hands」のリリックビデオ
■『Look Up』

UICY-16264 価格:3,300円税込
<日本盤のみ>
解説付/歌詞対訳付
SHM-CD仕様

<曲目リスト> [作曲者]
1. ブレスレス(フィーチャリング:ビリー・ストリングス)[T・ボーン・バーネット]
2. ルック・アップ(フィーチャリング:モリー・タトル)[ダニエル・タシアン、T・ボーン・バーネット]
3. タイム・オン・マイ・ハンズ [ポール・ケナリー、ダニエル・タシアン、T・ボーン・バーネット]
4. ネヴァー・レット・ミー・ゴー(フィーチャリング:ビリー・ストリングス)[T・ボーン・バーネット]
5. アイ・リヴ・フォー・ユア・ラヴ(フィーチャリング:モリー・タトル)[ビリー・スワン、T・ボーン・バーネット]
6. カム・バック(フィーチャリング:ルーシャス)[T・ボーン・バーネット]
7. キャン・ユー・ヒア・ミー・コール(フィーチャリング:モリー・タトル)[T・ボーン・バーネット]
8. ロゼッタ(フィーチャリング:モリー・タトル&ラーキン・ポー)[T・ボーン・バーネット]
9. ユー・ウォント・サム [ビリー・スワン]
10. ストリング・セオリー(フィーチャリング:モリー・タトル)[ダニエル・タシアン、T・ボーン・バーネット]
11. サンクフル(フィーチャリング:アリソン・クラウス)[リチャード・スターキー、ブルース・シュガー]*

プロデューサー:T・ボーン・バーネット
共同プロデューサー:ダニエル・タシアン&ブルース・シュガー
*「サンクフル」のみ
プロデューサー:リンゴ・スター&ブルース・シュガー with T・ボーン・バーネット