レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(Rage Against the Machine)の
トム・モレロ(Tom Morello)はロックの殿堂入りを果たしただけでなく、同殿堂の推薦委員会のメンバーでもあります。モレロは
アイアン・メイデン(Iron Maiden)がロックの殿堂入りしていないのを「最後の、そして最大の失態だ」と述べ、殿堂入りさせるために全力を尽くすと約束。「殿堂入りさせられなかったら、俺は罠にかかったコヨーテのように自分の足を噛みちぎってやる」と宣言しています。
モレロは、約10年前にロックの殿堂入りを果たしました。ブルース・スプリングスティーンのマネージャーであり、同殿堂の重要な幹部の1人であるジョン・ランドーとロックの殿堂の信頼性について対立した後、約10年前に同組織に関わるようになりました。
モレロは最近、Sirius XMのインタビューの中で、当時を振り返っています。
「俺が主張したのはこうだ。野球少年なら野球殿堂入りするようなキャリアを築くことが夢だろう。俺はこう言った。“多くの若いロックギタリストはロックの殿堂に敬意を払っていない。彼らの好きなバンドはどれも殿堂入りしていないから”。“(殿堂は)ロックを愛するすべての人が憧れる場所でなければならない。彼らのヒーローたちがそこにいなければならないが、今はまだその状態ではない”と」
ランドーはモレロの熱意に感動し、モレロに参加するよう誘いました。
同じインタビューの中で、アイアン・メイデンをロックの殿堂入りさせたいと語っています。
「アイアン・メイデンを殿堂入りさせられなかったら、俺は罠にかかったコヨーテのように自分の足を噛みちぎってやる」とモレロは宣言。
「他にもふさわしいアーティストはたくさんいるが、俺にとっては、アイアン・メイデンはロックの殿堂における最後の、そして最大の失態なんだ。
アイアン・メイデンはメタル・バンドの金字塔のような存在だが、彼らはロックの殿堂入りを果たしていない。
ブルース・ディッキンソンはあまり気にしていないと発言していることは知っている。でも、俺はファンとして気にしている。とても、とても気にしている。だから俺は、自分が持つ限られた影響力を使ってでも、アイアン・メイデンをロックの殿堂入りさせるために全力を尽くすつもりだ」
モレロが指摘しているように、アイアン・メイデンは殿堂入りに対して公然と反対しており、ディッキンソンはロックの殿堂を「まったくのデタラメ」とまで表現しています。それでもモレロは、そのようなコメントは関係ないと主張しています。
「“ヘッドライナーの一人が現れなかったらライヴはどうなるだろう”と考えている人もいるだろう。でも、そんなことは起こらないんだ」