マーティ・フリードマン(Marty Friedman)は若いギタリストに「人前で演奏しよう。“人前で失敗したくないから、ベストを尽くさなければならない”と体が反応する。それがプレッシャーになり、そのプレッシャーが演奏をより効果的なものにし、自分の体にしっかりと身に付く」とアドバイスを送っています。
中国のSKYlineの新しいインタビューの中で、若いプレイヤーはテクニックを磨くことに集中しすぎて、感情表現や創造性を欠いたプレイをしているのではないかと思うのですが、どう思いますか?と尋ねられて、こう答えています。
「テクニックは重要だよ。楽器を演奏できなければならない。だからもちろん、何であれ練習するのはいいことだ。でも、僕がいつも言っているのは、人前で演奏する機会を作らなければならないということ。初心者だろうが、中級者だろうが、スーパープロだろうが関係ない。人前で演奏すると、体が“人前で失敗したくないから、ベストを尽くさなければならない”と反応する。それがプレッシャーになる。そのプレッシャーが演奏をより効果的なものにするんだ。一人でいるときにミスをしたり、下手な演奏をしても、プレッシャーはないし、誰も気にしないし、何も起こらない。でも、人前で演奏していると、体は、より一生懸命に演奏しようと強制する。それは、その人とのつながりや、自分が間抜けに見えることへの個人的な恐怖の方が大きい。間抜けには見られたくないからね。だから、そうすると、より効果的な練習時間が得られる。僕が言いたいのは、つまり、妹や弟、家族、友人の前で練習すること。“ねえ、今、新しい曲を練習しているんだけど。聴いてよ”と声をかけてほしい。自分の部屋で練習するよりもずっと良い。たとえ超初心者のバンドであっても、小さなライヴをやってみよう。公園で演奏したり、小さなクラブやレストランで演奏したりすると、自分の体にしっかりと身に付くよ」