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レコード店オーナー 連続殺人犯のレコードコレクションを購入したことを回想 当たり前の教訓「レコードコレクションで人を判断してはいけない」

2024/11/11 21:10掲載(Last Update:2024/11/12 19:19)
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かつてヘヴィメタルと暴力犯罪の関連性を指摘しようとした活動家たちがいました。あるレコード店オーナーは数年前に連続殺人犯のレコードコレクションを購入した時のことを振り返り、「ごく普通だったよ! メタルのレコードはたった1枚」と、コレクションは観る限りは普通の人だったと語っています。当たり前の教訓「レコードコレクションで人を判断してはいけない」。

米ノースカロライナ州の小さな町マシューズにあるノーブル・レコードのオーナーで、ユーチューバーとしても活躍するディランは最近公開された動画の中で、連続殺人犯スコット・ウィリアムズ(終身刑/服役中)のレコードコレクションを入手した経緯について語っています。

ディランは2021年のある日、突然電話がかかってきて、ウィリアムズのコレクションを譲り受けることになったと振り返っています。

「ためらうことなく“ぜひお願いします”と答えたよ。まず第一に、僕は誰のレコードコレクションでも買いたいと思っているからね。それに、レコードコレクションを買う場合、その人物が変人であればあるほど、レコードも素晴らしいものであることが多いんだ。

連続殺人犯の家に行くのは少し奇妙な感じがしたけど、彼がそこにいるわけではないので、まあいいかと」

結局、彼は考えを変え、電話をかけてきた人物がレコードを持って彼のところにやって来ました。

彼は、メタルやホラー映画のサウンドトラックなどがたくさん含まれているだろうと予想していたという。しかし、実際はそうではありませんでした。

バーブラ・ストライサンド、カーペンターズ、ジョニー・キャッシュのような王道なものが含まれていました。唯一奇妙だったのは、マイケル・ジャクソンの『Thriller』を6枚も持っていたことでした。

「ごく普通だったよ!メタルのレコードはたった1枚、確かエキサイターの『Exciter』だったと思う。特に変わったものでもなかったし、メタルに関してはそれほどワクワクするものでもなかった。いずれも毎日目にするようなものばかりだった。珍しいものも、クールなものも、ワクワクするものもなかったよ」

とはいえ、ディランは、コレクションから1枚だけ自分のために取っておいたレコードがあることを明かしています。無名の70年代バンド、ママ・ライオンのレコードを紹介し、「特に珍しいわけでも価値があるわけでもないけど、本当にクールなサイケデリック・ブルース・ロックなんだ」「本当に奇妙だったから、取っておきたくなったんだよ」。