U2のドラマー、
ラリー・マレン・ジュニア(Larry Mullen Jr.)は、健康問題のためにU2の最近の公演には参加していませんが、音楽制作は行えるようで、ドキュメンタリー映画に書き下ろしの2曲を提供しています。ラリーは、このドキュメンタリーについてdeadlineの取材に応じ、その中で、自身の現在の健康状態についても話しています。
ラリーが参加したのは、ニューヨークの公立学校に初めてディスレクシア(読み書きに困難のある学習障害)の生徒のための学校を作ろうとした母親たちの物語を描いたドキュメンタリー『Left Behind』です。米国では2025年1月17日にニューヨーク市のQUAD Cinemaで1週間の限定で初上映され、その後、全米の厳選された映画館で上映される予定です。
ラリーの息子もディスレクシアで、それを知った映画の関係者から誘われて、この作品に関わるようになったという。
「僕に何ができるか、あるいは何かをすればいいのかと話し合ったが、ご存知のように僕は負傷していたので、当初は自分に何ができるかを考えるのは難しかった。でも、幸いなことに、ここ数か月で考えられるようになったんだ。ディスレクシアの息子にドキュメンタリーを見せた。息子と一緒に映画を鑑賞し、彼の反応を見て、僕はある考えが浮かんだ。息子の情熱と、彼が感じていると思うことを録音したんだ。
(あなたは映画のために2曲作曲しましたね。最終的には、あなたが思い描いていた通りのものになりましたか?)
常にリスクは伴うものだよ。僕はドラマーだから、こういうことをするときはリスクがある。それに、これは映画のためのもので、リリースされるものではない。(U2のアダム・クレイトン共にテーマソングをアレンジした映画)『ミッション・インポッシブル』ではないけれど、力強い作品だと思うよ。そして、さっきも言ったように、このアイデアは息子が映画を見たときの印象を基にしているんだ」
このインタビューの中で「健康状態はいかがですか?怪我の具合はいかがですか?回復のプロセスは順調ですか?」とも尋ねられています。
「回復期にある。ゆっくりとね。早く戻りたいと思っているよ。とても良い復帰への道のりを歩んでいる。スタジオに戻る計画もあるよ。なので、ワクワクしているけど、でも、ゆっくりとね」