Mitch Malloy with Van Halen
ヴァン・ヘイレン(Van Halen)からサミー・ヘイガーが脱退した1996年、後任候補に挙がっていたシンガーの
ミッチ・マロイ(Mitch Malloy)。彼は当時、
エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)と共作したそうで、その共作曲のひとつだという未発表曲「It's The Right Time」を自身のYouTubeチャンネルで公開しています。
ヴァン・ヘイレンは最終的に3代目ヴォーカリストとしてエクストリームのゲイリー・シェローンを迎え、1998年にアルバム『Van Halen III』をリリースしました。
以下、ミッチ・マロイの説明より
「1996年、ヴァン・ヘイレンの3人目のヴォーカリストは、実はミッチ・マロイだった。 ミッチはバンドにこの件を公表しないよう求めた。後にそれは発覚したが、不正確な情報であったため、彼は10年以上もの沈黙の後、それを修正せざるを得なくなった。この曲はミッチ・マロイとエディ・ヴァン・ヘイレンによって書かれた。ミッチ・マロイがいるヴァン・ヘイレンである。これは公式リリースされたことはなく、販売もされていない。ミッチからの贈り物だ」
「僕は自分の人生をかけて磨き上げてきた芸術から恩恵を受けることができるはずだ。自分の功績によって昇進しない人間がいるかい? アメリカでは、それが当然の仕組みのはずだ。ヴァン・ヘイレンがサムの後任として最初に選んだ人物として称賛される代わりに、僕は自分自身を守るために戦い続けなければならなくなっている。それは正しくないし、僕にとって公平でもない。僕は少し腹を立てている。他の誰でも、僕ほどうまく対処できなかっただろう。エドは最後に会った時にそう言っていた。ただ、最後に彼がマスコミに真実を話してくれていたら良かったのにと思う。そうすれば僕が話す必要はなかったから。正直なところ、誰にも知られたくなかった。でも、知られてしまった以上、結果を聴いてもらうべきだと思うんだ。どういたしまして」
「彼が僕に提示した『III』の音楽は、うーん...。僕が曲を作るのに十分なインスピレーションを与えるものではなかった。でも、聴いてもらっているように、僕たちの相性は良かった。だから、僕たちは間違いなく、ソングライティング・チームとして成長していただろう。これは彼の音楽だけど、非常にメロディックなメロディーと歌詞は全部僕のものだから、本当に75%は僕の曲なんだ。僕は彼のヘヴィなものをいくつか取り入れるように勧めたけど、どうなったかはわからない。もちろん、リフやコードは彼が作ったものだ。彼はその道の達人だった。僕はデイヴから影響を受けたし、初期の数枚のアルバムも大好きだった。もちろん、デイヴのようなサウンドには絶対になり得ないが、それでもいいんだ。素晴らしいものになったはずだから。もちろん、誰もがそう思うわけではない。でも、僕たちはそう思っていたんだ」