伝説的なアルト・サックス奏者、
ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson)が死去。家族が発表。98歳でした。
以下、Blue Note Recordsの声明より
「伝説的なアルト・サックス奏者、ルー・ドナルドソンが98歳で亡くなったと、家族が発表しました。ルーは1952年にミルト・ジャクソンとセロニアス・モンクのセッションに参加した後、ブルーノートのレギュラーとなり、すぐに同レーベルのためにリーダーアルバムをリリースし始め、ビバップ、ハードバップ、ソウルジャズ、ジャズファンクなど、時代を超えた名作『Blues Walk』や『Alligator Bogaloo』を含む作品を20年以上にわたってリリースしました。RIP Sweet Lou!」
ルー・ドナルドソンは1926年11月1日ノースカロライナ州バディン生まれ。ハードバップ黎明期から活躍。次第にファンキー&ソウルフルな傾向が強まり、ソウル・ジャズの人気アーティストになった。1950年代の初めにニューヨークへ進出。52年にブルーノートへ初リーダー作を録音。それ以来、ブルーノートを代表するアーティストとして多数の録音を行なった。54年にアート・ブレイキーの『バードランドの夜』に参加、ハードバップ誕生を告げた歴史的なライブだった。オルガンの王様ジミー・スミスの諸作でも活躍。ソウル・ジャズ時代には67年のアルバム『アリゲーター・ブーガルー』が大ヒットした。90年代のクラブ・ジャズのブームの中で、ソウル・ジャズ時代の作品が脚光を浴びた。代表作は『ブルース・ウォーク』『LD+3』『ヒア・ティス』『ミッドナイト・クリーパー』など。