ザック・ワイルド(Zakk Wylde)はキャリア初期、レコード契約を得ることを期待して
ボン・ジョヴィ(Bon Jovi)のスタイルを模倣しようとしていたが、結局のところ、自分が本当に愛する音楽のスタイルにすることで初めて真の成功を手にしたと振り返り、トレンドを追うべきではないと語っています。
ザックはオジー・オズボーンと出会う前、ニュージャージーでZyrisというバンドで演奏していました。当時はボン・ジョヴィが大成功を収めていたため、彼らもボン・ジョヴィのスタイルを模倣しようとしていました。
ザックは『Lipps Service』の最近のインタビューの中で、こう話しています。
「ブラック・レーベル(ソサイアティ)で今やっている音楽や、オジーと一緒にやった音楽は、自分が演奏したり聴いたりするのを愛してやまない音楽だ。だから、オジーとやる前から、そういう音楽をずっとやっていた可能性はあった。でも、当時、俺らがやっていたバンド、Zyrisは...レコード契約を得るためには、(ボン・ジョヴィのような) サウンドでなければならなかった。ボン・ジョヴィは当時とても人気があったからね。
みんな流行を追っているだけ。それが人気だからさ。それは俺も理解できる。西部劇が人気なら、どの映画スタジオも西部劇を作る。『ジョーズ』がヒットすれば、誰もがサメ映画を作らなきゃいけない。そんな具合だ。60年代後半のホラー映画は、オカルト的な要素が満載で、ものすごい人気だった。
別に世の中から孤立して生きろという意味ではない。
当時、メタリカを際立たせていたのは、彼らがフサフサの髪型ではなかったこと、そしてステージ衣装を着ていなかったことだ。彼らはジーンズとTシャツ、レザージャケットを着て、ヘアスプレーも使っていなかったので、他の人たちとはまったく違って見えたんだ」
■Zyris時代の映像
■インタビュー映像