Deep Purple / Live in Japan
ディープ・パープル(Deep Purple)の
イアン・ギラン(Ian Gillan)は、イギリス・ツアーにあわせた新しいインタビューの中で、1970年代初めの日本ツアーを回想。自国の文化が色濃く残っている日本を見たことで、イギリス文化を別の視点から見ることができるようになったと語っています。
「携帯電話もなかったし、当時はよく母親に絵葉書を送っていた。今でも絵葉書を送る友人は少ないけどいて、みんな喜んでくれているよ。
日本では、まず文化の違いに気づいた。俺は2つのことができた。ひとつは異なる文化と価値観について学ぶこと、もうひとつは、遠く離れた場所からイギリスの自国の文化を別の視点から見つめることだった。
異文化の他者から自分がどう見られているのか、遠く離れた場所から見たときの自分たちの姿はどうなのか、それは本当に目から鱗が落ちるような経験だった」
「日本には、混じり気のない純粋な文化が残っていた」と述べ、日本は歴史的に厳しい移民政策をとってきたため、それが他国の文化の影響を受けるのを遅らせ、今も彼らの文化が色濃く残っていると主張しています。
「それが素晴らしいとか間違っているとか、そういうことを言っているのでない。ただ我々とは完全に異なっているという感想に過ぎない。イギリスの雑種国家であり、それは絶対に素晴らしく、ファンタスティックなことだと思う。俺は大好きだよ。
ただ、俺たちは物事を深く理解し、旅の始まりに信じられないほどの衝撃を受けたんだ。
俺たちはソビエト連邦、極東、米国、南米など、あらゆる場所で、俺たちの心と体を揺さぶる経験をしてきたよ」