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ジミ・ヘンドリックスが「我が家に初めて来た日」をアーニー・アイズリー回想 アイズレー・ブラザーズ参加時にアイズレー家に居候

2024/10/31 17:38掲載
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Ernie Isley: Karen I. Hirsch/ZUMA.
Ernie Isley: Karen I. Hirsch/ZUMA.
1960年代半ば、当時無名だったジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)アイズレー・ブラザーズ(Isley Brothers)のツアー・メンバーに抜擢されました。その頃、ヘンドリックスは泊まる場所がなかったため、アイズレー家に居候しました。10代の頃にヘンドリックスのギター練習を間近で見続ける機会に恵まれ、ヘンドリックスの影響を受けたギタリストとなったアーニー・アイズリー(Ernie Isley)は米Guitar World誌の新しいインタビューの中で、ヘンドリックスが「我が家に初めて来た日」を振り返っています。

アーニーは、ヘンドリックスとのつながりがどのようにして始まったかを振り返り、それは、彼の兄であるロナルド、ルドルフ、オケリーが、彼らのバックバンドであるI.B.スペシャルズのギタリストが「ふてくされて辞めてしまった」後、ヘンドリックスをバンドに勧誘したことがきっかけだったと説明しています。

「兄たちは代わりを探していた。簡単に言うと、グリニッジ・ヴィレッジに誰よりも演奏が上手い男がいると彼らは耳にしたんだ。

1963年頃のことだった。多くのミュージシャンの演奏を聴いたけど、彼のようなギターを弾く人は誰もいなかった。それで兄たちは彼を雇ったんだ」

ヘンドリックスを雇った後、彼には泊まる場所がないことがわかり、アイズレー家は彼を家に迎え入れました。

「母の家には空き部屋があったので、兄たちは“ここに泊まってもいいよ”と言ったんだ。

彼は新品のギターをケースに入れて家にやって来た。兄たちは“ママ、こちらは雇ったばかりの新しいギタリスト、ジミ・ヘンドリックス君だよ”と言い、そして“こちらが僕たちの母親と弟だ”と紹介したんだ」

アーニーは、ヘンドリックスの初期の頃を鮮明に覚えており、当時からすでに彼の才能に魅了されていたと語っています。

「もし君が当時、うちに立ち寄っていたならば、ジミが玄関から出入りしているのを目にしていただろうね。

もし誰かに“最高のプレイヤーは誰?”と尋ねられたら、僕は“ジミ・ヘンドリックス”と答えるだろう。でもそれはヘッドフォンから大音量で流れる音楽を聴いたからではなく、アンプなしで僕の家のリビングルームで彼が演奏しているのを聴いたからなんだ」