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『幻響AKIRA』も 芸能山城組の創流五十周年記念公演『「幻響」其之壱〈黎明〉』開催決定

2024/10/30 12:55掲載
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芸能山城組創流五十周年記念公演 「幻響」其之壱〈黎明〉
芸能山城組創流五十周年記念公演 「幻響」其之壱〈黎明〉
アニメ映画『AKIRA』(大友克洋監督)の世界を彩った『交響組曲AKIRA』を元にしたライヴ・パフォーマンス『幻響AKIRA』も。『AKIRA』の音楽でも知られる芸能山城組は、創流五十周年記念公演『「幻響」其之壱〈黎明〉』を11月17日(日)に開催することを発表。

第二章 『幻響AKIRA』では、 「金田」「クラウンとの闘い」など、声とジェゴグ、電子楽器が交錯するおなじみの曲とともに、『AKIRA』サウンドトラック制作時(1988年)に使用していたガムラン・スマルプグリンガンを復活させて合唱と共に演奏する「鉄雄」がステージに初登場します。

以下インフォメーションより

芸能山城組創流五十周年記念公演
「幻響」其之壱〈黎明〉
2024年11月17日(日)開演16:00 開場15:30
なかのZERO大ホール(東京)


芸能山城組は、来る11月17日(日)創流五十周年記念公演「幻響」其之壱〈黎明〉を開催いたします。今年、創流五十周年を迎えた芸能山城組は、新宿夏の風物詩となった「ケチャまつり」を大成功させ、多くのお客さまと共同体芸能の感動を分かち合いました。そして、次なるステージとなる本公演では、長年追求してきた意識を失わない恍惚の状態、すなわち〈ライト・トランス〉性の音表現を進化させたこれまでにない音体験の創出を通じて、危機に瀕する地球の未来を精神世界から転換させる試みに挑戦します。

芸能集団である前に、遺伝子に約束された人類本来のライフスタイルを模索し検証する実験集団であり、“行動する文明批判”の一拠点であることを掲げた私たち芸能山城組にとって、近現代文明がその獰悪(どうあく)性をあらわにしはじめた今の地球の状態は、座視できるものではありません。この文明に対する批判を、社会運動や政治活動の形をとることをせず表現活動として進めている私たち、あわせてボランティア集団の「身内の実験」という枠組をかたく守って烈しい「向かい風」を受けながらもなんとかその存在を許容されることを可能にするという戦略のもとにある私たちには、地球文明環境の現状に対応できるこれまでにない戦略が必要です。

こうした背景のもと、このたび「ケチャまつり」の発展線上に取り上げた〈ライト・トランス性のパフォーマンス〉は、群れを挙げての表現行動が人びとの心を〈群個体協調脳機能〉状態に導き、〈以心伝心〉〈阿吽の呼吸〉といった近現代を超越した〈絆の脳機能〉状態に転位させることによって、近現代人を支配している〈単個体優先脳機能〉の撃破を可能にします。近現代人を支配している独特の心の働き、それは単一個体(個人)を原点とする宇宙認識パラダイムの脳機能です。ライト・トランスのもたらす〈絆の脳機能〉が一瞬にしてそれらを粉砕することは、〈ケチャまつり〉が実証しています。

このたびの公演「幻響」其之壱〈黎明〉の第一章では、まず私たち芸能山城組がその前身の「合唱団ハトの会」の時代に踏み出したライト・トランス性合唱への道を振り返り、いかにして新しい合唱の枠組〈幻唱〉を創造したかを辿ります。

〈幻唱〉はさらに、声と声以外の発音体とが有機的に融合したライト・トランスの音世界〈幻響〉へと進展します。この公演のために新たにバリ島で制作された巨竹打楽器アンサンブル・ジェゴグ、繊細甘美な響きが特徴のスマルプグリンガン形式のバリ島ガムラン、そして第二章では新しいサウンドに進化した電子音響が加わり、これまでなかった音世界を創り出します。

新たな音世界が生まれる瞬間にぜひともお立合いいただくとともに、地球と人類とをもう一度ひとつにするために音楽にできることがあることを、ぜひ皆様ご自身の耳と心で感じ取ってください。

【公演概要】
■名称:芸能山城組創流五十周年記念公演「幻響」其之壱〈黎明〉
■日時:2024年11月17日(日) 開演16:00(開場15:30)
■会場:なかのZERO大ホール(JR・東京メトロ東西線「中野駅」南口から徒歩8分)
■チケット(全席指定):HS席7,500円/S席5,500円/A席4,000円
■チケット取り扱い:イープラスeplus.jp 好評発売中

【プログラム】
第一章 幻唱から幻響へ
 第一章では、芸能山城組のライト・トランス性音楽へのアプローチを、代表的な作品の演奏によって辿ります。〈幻唱〉の原点となったブルガリアの女声合唱、ジョージアの男声合唱、そして、古代日本人とさまざまな共通性をもつタイ山岳地帯に棲むアカ人の相聞歌にヒントを得た新しい形式のポリフォニー〈御綬結い(みしるしゆい)〉といったア・カペラをお届けします。
 さらに、今回の公演のために制作した新しいチューニングによるジェゴグ、幽玄甘美なガムラン・スマルプグリンガンがフルコーラスに加わり、〈幻響〉の魅力的な萌芽となった『輪廻交響楽』の〈転生〉など、声と楽器音との融合による音世界の拡がりを堪能していただきます。
 演奏曲:ブルガリア女声合唱〈ピレンツェの歌〉、ジョージア男声合唱〈ディアンベゴ〉、『歌垣幻唱』から〈御綬結い〉、『輪廻交響楽』から〈瞑憩〉〈転生〉など

第二章 『幻響AKIRA』
アニメ映画『AKIRA』(大友克洋監督)の世界を彩った『交響組曲AKIRA』を元にした、声、楽器、電子楽器に加えてサウンド・レインフォースメントの活躍する作品です。見違えるような変貌を遂げたライブパフォーマンス『幻響AKIRA』をお楽しみいただきます。〈金田〉〈クラウンとの闘い〉など、声とジェゴグ、電子楽器が交錯するおなじみの曲とともに、AKIRAサウンドトラック制作時(1988年)に使用していたガムラン・スマルプグリンガンを復活させて合唱と共に演奏する〈鉄雄〉がステージに初登場するなど、〈幻響〉の現時点の到達最前線をお届けします。
演奏曲:『交響組曲AKIRA』から〈回想〉〈荘厳陀羅尼〉〈金田〉〈クラウンとの闘い〉〈鉄雄〉〈ケイと金田の脱出〉〈未来(レクイエム)〉

詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
https://www.yamashirogumi.jp/genkyo/