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アンディ・ウォーホルのコラボレーター/ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのマネージャー/カルト映画監督 ポール・モリセイ死去

2024/10/29 21:39掲載
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Paul Morrissey  - Photo: Jack Mitchell/Getty Images
Paul Morrissey - Photo: Jack Mitchell/Getty Images
アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)のコラボレーターで、1966年から67年にかけてヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)ニコ(Nico)をマネージメントしたことでも知られる、映画監督/脚本家のポール・モリセイ(Paul Morrissey)が死去。ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると、肺炎の発作の後、10月28日にニューヨークの病院で亡くなりました。86歳でした。

1938年にマンハッタンで生まれたモリセイは、詩人であり映画監督でもあるジェラード・マランガを介して1965年にウォーホルと出会う。

代表作には、落ちぶれたヘロイン中毒者とそのガールフレンドを描いた長編『Trash』(1970年)、ダレッサンドロがニューヨークの路上で働くハスラーを演じた『Flesh』(1968年)、女性解放運動を風刺した『Women in Revolt』(1971年)などがある。

ニューヨークのサブカルチャーを低予算で探求したモリセイの作品は、ヘンリー・ジャグロム、ジム・ジャームッシュ、ハル・ハートリーといった次世代のインディペンデント映画作家に影響を与えた。

1966年から1967年にかけては、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとニコをマネージメントし、映画『The Velvet Underground and Nico: A Symphony of Sound』でウォーホルとコラボレーションした。この時期、モリセイはウォーホルのマルチメディア・シリーズ「ハプニング」の共同企画者であり、バンドによるパフォーマンスをフィーチャーした「Exploding Plastic Inevitable」の命名者でもあった。

1974年にウォーホルと別れた後も映画製作を続けた。最後の映画『News From Nowhere』 は2010年に公開された。

■『The Velvet Underground and Nico: A Symphony of Sound』