オリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)が2021年にデビューアルバム『Sour』をリリースした際、そのオープニング曲「Brutal」のパワーコード主体のギターリフが、1978年のエルヴィス・コステロのヒット曲「Pump It Up」のそれと酷似していることに多くのリスナーが気づきました。
Vanity Fair誌の新しいインタビューの中で、コステロは50年以上にわたる輝かしいキャリアを振り返り、音楽活動が終わったとき、最初の2枚のアルバム『My Aim Is True』(1977年)と『This Year’s Model』(1978年)が自身のレガシーを独占していることについてどう感じているか尋ねられ、こう話しています。
意識的にそう考えているわけではないけれど、これは歴史的な事実だ。奇妙なことに、僕の曲は他の人が演奏することはほとんどない。僕が作曲に関わった曲の中で、他のアーティストに最も広く演奏されているのは“The Juliet Letters”。“Pump It Up”以外では、演奏している人はそれほど多くない。ほとんどの人は演奏せずに、自分たちのアレンジでそれをほのめかしているだけだ。オリヴィア・ロドリゴのプロデューサーが明らかにそうしたようにね。