「僕は音楽の探偵ではないけれど、この曲のインスピレーションは、僕が5歳の時に聴いた(米ヴォーカル・グループの)インク・スポッツの“Prisoner of Love”から得たものだと思う。叔母の夫は軍に所属してヨーロッパに駐留しており、彼が手に入れて自宅に持ち帰ったアメリカのレコードの中にインク・スポッツのレコードがあったのだと思う。78回転のシングル盤は今でも持っているよ。
「ブライアンのアルバム『Boys and Girls』は、ロキシーではないけれど、その続きのような感じがする作品だった。僕たちはまずサセックスにある彼の自宅で、彼の声とCP-80のエレクトリックピアノだけで作業を始めた。それからロンドンのホワイトハウスと呼ばれるスタジオに行き、その後ニューヨークのベット・ミドラーの自宅に行った。彼女は眠れないことが多くて防音室を作っていたんだけど、僕たちはそこにスタジオを作ったんだ。
この曲は完成させるのが最も難しく、何度もやり直した。コーラス部分には、完成させることができなかった別の曲から取り入れた小さなキーボードのフレーズがあり、それを“Slave to Love”に移動させた。