裸のラリーズ / MARS STUDIO - The First Session
山口冨士夫の在籍期間に残された
裸のラリーズの音源を再検証する作業が進められる中、これまで「誰も耳にしたことのない」演奏を収めた1本のテープが発掘された。伝説的なスタジオ・レコーディングを収めたアルバム『MARS STUDIO - The First Session』が12月25日発売。CD、アナログレコードが同時発売。リリース元はThe Last One Musique / Tuff Beats。
以下インフォメーションより
1980年、山口冨士夫が参加した裸のラリーズは、伝説的なスタジオ・レコーディングを行なった。残された音源より、最初期の熱く燃えたぎるセッションが、遂に解き放たれる!
アルバム『屋根裏Oct.’80』の制作過程において、山口冨士夫の在籍期間に残されたラリーズの音源を再検証する作業が進められる中、1本のテープが発見された。
聴こえてくるギターの音が、水谷孝と山口冨士夫によるものであることは間違いない。そして、そこに収められていたのは、これまで「誰も耳にしたことのない」演奏だった。
詳細な日付は特定できぬものの、当時ベーシストを務めていた髙田清博(どろんこ)は、「1980年の夏、国立のMARS STUDIOへ入ってすぐの頃に録音されたもので間違いないだろう」と証言する。
中盤からどんどんテンポを速め、激しくヒートアップしていく「氷の炎」。
そこから一気に雪崩れ込む、いつも以上に荒々しい「夜の収獲者たち」と「夜、暗殺者の夜」、そして「The Last One」。
適度にリラックスしながら、4人のミュージシャンが激しくぶつかり合う様は、ほんの数ヶ月後に『屋根裏YaneUra Oct.’80』で展開された演奏とは大きく異なる。
ラリーズ史上で最もパンクな音だと言ってもいいかもしれない。
極めてラフに、生々しく轟く音は、単なる珍しさを超えて途轍もなくスリリングだ。
ここには、たった半年あまりしか続かなかった冨士夫期でも、さらにほんの刹那しか立ち現れなかった幻の閃光が記録されているのと同時に、1980年の裸のラリーズが内包していた底知れぬポテンシャルが漲っている。
CDとLPを同時発売。LPは日本/アジア盤では初のカラー•ヴァイナル仕様となる。
プロデュース:久保田麻琴
アートワーク:松本成夫
写真:望月 彰
ライナーノーツ:湯浅 学
■Les Rallizes Dénudés(裸のラリーズ)『MARS STUDIO - The First Session』
発売日:2024年12月25日(水)
Label:The Last One Musique / Tuff Beats
●CD
CatNo.:TBVC-0008
Barcode:4580187181328
定価:3,000円+税
●LP(Color Vinyl)
CatNo.:TBV-0070
Barcode:4580187181311
定価:4,800円+税
<収録曲>
1. 氷の炎 / Flame of Ice
2. 夜の収獲者たち / Reapers of the Night
3. 夜、暗殺者の夜 / The Night, Assassin's Night
4. The Last One_1980
●ショップサイト
https://www.tuff-beats.com/lesrallizesdenudes